サムスン、スカイワース、TCLが最新の8K放送対応テレビを発表ーCES2020

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サムスン、スカイワース、TCLが最新の8K放送対応テレビを発表ーCES2020

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今月7日からコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が米ラスベガスで開催されている。公式データによると、今年参加したメーカーは過去最高の5187社となった。

サムスン:新型テレビを3モデル発表

サムスンは最新の「MicroLEDテレビ」と8K放送対応の高画質テレビ「QLEDテレビ」やライフスタイルに合わせたテレビ「Sero」などテレビシリーズの新製品を発表した。各モデルはそれぞれ異なるシーンでの利用を想定しており、MicroLEDテレビは家庭でのエンターテインメント向け。QLEDテレビはハイエンドフラッグシップモデルの位置づけだ。Seroはミレニアル世代(1981年~1995年生まれ)とZ世代(1995年以降生まれ)の消費者をターゲットにしている。

MicroLEDテレビは75インチ・88インチ・93インチ・110インチと4サイズ展開しており、各家庭のシーンとライフスタイルに合わせる狙いだ。サムスンによると、ディスプレイは超薄型設計を採用しているという。

8K放送対応テレビに関しては、新しくフラッグシップモデルとなる「Q950TS QLED」を発表。同社によるとこのモデルは超薄型で8K対応画質とサラウンドオーディオが一体になった初めての8Kテレビになるという。ベゼルを限りなく小さくし、内部には8K量子ドットプロセッサを内蔵。AIとディープランニングを通して、非8Kコンテンツを自動的に8K解像度に変換できるという。

サムスン「MicroLED」を採用したテレビ(写真:サムスン公式より)

スカイワース:初の量産モデルとなる8K放送対応テレビ、有機ELウォールペーパーTV

テレビメーカー「創維(スカイワース)」は8K放送対応テレビ初の量産モデルとなる「Q91」シリーズと有機EL(OLED)ウォールペーパーテレビ「W81」シリーズをリリースした。

Q91は同社Qシリーズの中で最上位モデルだ。8K解像度は7680×4320で4Kの4倍、120fpsで8Kのなめらかな放送に対応できる。Q91シリーズには1200万画素のスライド式AIカメラを内蔵。ユーザーはテレビ電話や大画面での写真撮影、AIによるフィットネス、体感ゲームなどを家庭で楽しむことができる。

Q91シリーズは75インチモデルの市場小売価格は3万9999元(約63万円)。

Q91が家庭向けであるのに対し、スカイワースが最先端テクノロジーと位置づけているのがW81だ。本体の厚みはわずか4.6ミリで、シームレスで電気回路などを外付けしたコンポーネントタイプのデザインを採用している。OLEDのフレキシブル性を利用しているのが特徴だ。

65インチのW81標準版の市場小売価格は2万4999元(約40万円)、65インチのW81 Pro版は2万9999元(約47万円)と発表している。

TCL:「X9」テレビや次世代技術、折り畳みスマホ、VRゴーグルを発表

中国テレビメーカー「TCL」は次世代技術「Vidrian mini-LED」のほかテレビを始めとする複数の新製品を発表。

昨年同社は世界で初めてミニLEDをテレビに使用したが、Vidrian mini-LEDはその進化版だ。同社によると、マイクロメートル級の小型LED数万個をガラス基板に使用することでよりシャープなコントラストや鮮やかな輝度を実現するという。この技術は将来的にテレビに利用されるというが、具体的なモデルは明らかにされなかった。

TCLはまた、第2四半期に複数のスマートフォンをリリースすると発表。機種はそれぞれ「TCL 10 L」「TCL 10 Pro」「TCL 10 5G」で、5G対応モデルにはクアルコム「Snapdragon」7シリーズでデュアルモード対応のSoCを採用するという。

これはTCLが製造を手掛けていたブラックベリーやアルカテル以外に自社ブランドとして海外市場で売り出す初めてのスマホとなる。写真によるとこれらの機種には背面に4つのカメラが設置され、ディスプレイには同社独自技術「NXTVISION」が使われているという。北米での発売価格は500ドル(約5万5000円)以下となる見込み。

このほか、TCLは内側に折り畳む仕様のスマホ「TCL Foldable」やVR(仮想現実)ゴーグル「TCL Project Archary 2.0」のリリースを予定しており、実際の商品を展示している。

また、新型ハイエンドテレビである「 TCL X9 8K QLED TV」を発表。デュアルディスプレイに量子ドット技術、スライド式の360度AIカメラを採用。販売価格は1万9999元(約31万円)と他ブランドの8Kテレビより安く、消費者に受け入れられやすいだろう。

文中の写真は筆者提供(注記があるものを除く)

(翻訳・山口幸子)

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