スターバックスの勢いに陰り 中国市場で成長鈍化

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米国時間の1月28日、スターバックスは2019年12月29日までの第4四半期の業績レポートを公表した。

当該四半期のスターバックスの売上高は70.97億ドル(約7800億円)で、前年同期比で7%伸びた。純利益は8.85億ドル(約970億円)で、純利益率は12.5%だった。

全世界での既存店売上高の伸び率は5%で、第4四半期は539の新規出店を果たした。2019年末の時点で、スターバックスは世界で3万1795店舗を持っている。

しかし、同社の業績の伸びは主に北米市場によるものだ。一時期好調だった中国市場では厳しい競争にさらされており、成長が鈍化し、既存店売上高の伸び率も低下している。その上、新型コロナウイルスによる感染症で今後の業績が不透明となっている。

感染症対策として、スターバックスは中国の半数以上の店舗で営業を一時停止し、一部店舗の営業時間を変更した。店舗での対策も強化されている。

成長の鈍化と既存店売上高伸び率の低下

スターバックスは1999年1月に北京で中国本土1号店を出店し、その後、紆余曲折、急拡大、全面展開という3つの段階を経験し、中国のコーヒー市場の誕生と成長を見続けてきたと言える。2019年末の時点で、中国におけるスターバックスの店舗数は4292となっており、アメリカの1万5188店に次ぐ世界第2位の市場である。

しかし、近年のスターバックスの中国での成長は鈍化している。店舗数の伸び率は2012年の40%から2019年の17%にまで低下した。

スターバックスは中国ではハイエンド市場からスタートしたため、一級、二級都市で強い影響力を持つ。店舗立地は大型商業施設やオフィスビル周辺が多い。中国での店舗の分布を見ると、66%の店舗が北京、上海、広東、浙江、江蘇にあることがわかる。

スターバックスはすでに一級、二級都市の中心エリアにほぼ出店済みであり、この高級志向が同社のさらなる成長を制限しているのである。

「中泰証券」のデータをもとに「深探」が作成

成長が鈍化しただけでなく、既存店売上高の伸び率も低下した。2019年の第4四半期、中国エリアの既存店売上高の伸び率は前年同期比わずか3%であり、世界全体と北米ではそれぞれ5%と6%だった。同社の中国での営業効率は、世界全体および北米より低いのである。

スターバックスの財務レポートをもとに「深探」が作成

スターバックスの成長が鈍化し、既存店売上高の伸びが低下するのとは対照的に、中国のコーヒー市場のポテンシャルは依然として高い。

英調査会社ユーロモニターのデータによると、2018年の中国本土の一人あたりコーヒー消費量は4.7杯に留まっており、台湾は中国本土の4.9倍、香港は同31.6倍、米国は同55.6倍だ。ドリップコーヒーになるとさらに少なく、中国本土では2018年は一人あたり1.6杯しかなかった。

「Frost&Sullivan」のデータをもとに「深探」が作成

中国で最大級の規模を誇るコーヒーチェーンであるスターバックスと「luckin coffee」を合わせた2019年の売上高は市場全体の50%を超える。新興チェーン店のluckin coffeeが迅速かつ急進的な戦略でシェアを獲得したことは、中国のコーヒー市場のポテンシャルの証明でもある。

luckin coffeeの公式サイトの情報によると、2019年末の時点で、同社の店舗数は4507店となり、スターバックスの4292店を上回っている。

しかし、luckin coffeeにも課題はある。スケールメリットでコストと経費率を下げ、さらにブランド力で賃料の引き下げ交渉にも成功したが、それでも収益力ではスターバックスと大きな差があるのだ。スターバックスの収益力を支えているのは、安定した強力なサプライチェーンであり、類を見ないほど強いブランドプレミアムである。

作者:「深響(deep echo)」 橡皮英雄 哥爾贊

(翻訳:小六)

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