テンセント、農業合弁企業を設立  スマート農業分野に戦略配置

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テンセント(騰訊)傘下のクラウドコンピューティング企業テンセントクラウド(騰訊雲)は、中国の民営農牧大手「新希望集団(NEW HOPE GROUP)」と合弁企業を設立し、農業のデジタル化、スマート化などの分野に戦略配置を行う。合弁企業の登記資本金は2億5000万元(約38億円)、テンセントは第2株主となり、テンセントクラウドと新希望は農業のインターネット、スマート農村、デジタル政府などの重要プロジェクトの実施機関となる。

新希望集団は中国の農業・牧畜産業で最大規模の総合企業グループである。農業・牧畜分野での新希望の経験蓄積および技術力と、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、IoT(モノのインターネット)などの分野での騰訊の技術蓄積に基づき、双方はより一層提携を強化していくとみられる。

解説

中国のインターネットが伝統産業にエネルギーを注ぎ込むことがホットな関心事となっている。EC大手の京東(JD.com)、ポータルサイトやゲーム大手の網易(ネットイース、NetEase)は業界を超えて農業分野に参与し、スマート養殖、コールドチェーン、生態環境保護などの分野で一連のスマート化ソリューションを提供している。これまでに、テンセントは産業のインターネット戦略を提供し、政務、教育などの分野で成功事例がある。今後は農業・牧畜分野での大手企業との提携でスマート農業分野により一層参入をしていくとみられる。

※本記事は「中国商業新聞CBNS」の提供です。

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