テンセント、カナダの国民的カフェ「ティム・ホートンズ」に出資 中国で1500店展開予定

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カナダの国民的カフェチェーン「ティム・ホートンズ」の中国法人が、中国の超大手IT企業テンセントから単独出資を受け、中国での出店を加速させる。

ティム・ホートンズはファストフード世界大手「レストラン・ブランズ・インターナショナル(RBI)」が運営する。RBIは2015年に設立された新進企業だが、傘下にはバーガーキングなどの有名なファストフードチェーンを複数抱える。ティム・ホートンズの中国法人(以下、ティムズ中国)は2018年5月、RBIとプライベート・エクイティ企業カーテシアン・キャピタル・グループの合弁で設立された。

2019年2月、上海に中国1号店を出店。正式に中国進出となった。現在、中国で50店余りを展開する。多くの店舗は上海にあり、一部は大連や鄭州などの都市にも出店している。

ティム・ホートンズは本国ではファストフード業界1位のレストランチェーンで、RBIの公式資料によると世界で4800店以上を展開する。うち約4000店がカナダ国内の店舗だ。1日当たり500万杯のコーヒーを売り上げており、カナダ人の8割が少なくとも月に1回は利用する計算になる。

中国ではすでにスターバックスや地場ブランドの「luckin coffee(瑞幸咖啡)」が幅を利かせており、ティムズ中国は出店数では遠く及ばない。目下、最も重要な戦略は店舗数の拡大だ。昨年末には、数年以内に全国に1500店を出店するとの目標を掲げている。

今回のテンセントによる出資金は、デジタルインフラのさらなる構築や、テンセントとの協業を通じたオンラインチャネルのデジタルトランスフォーメーションに充てられる。また消費者の需要に応えられるだけの店舗数拡充にも用いられる。

テンセントとの提携について、ティムズ中国の盧永臣CEOは「テンセントの出資を受け非常にうれしく思っている。中国のコーヒー市場に眠る大きなポテンシャルを掘り起こしたい。テンセントは唯一無二のプラットフォーマーとして、消費者の生活においてオンラインとオフラインを融合させてきた。我々はデジタルイノベーションを加速させ、テンセントのリソースであるWeChatミニプログラムを活用するなど、顧客により良い消費体験を提供していく」と述べている。

中国のコーヒー業界は活況で、1人当たりの消費量が世界水準に追いつくまでには大きな伸びしろがあり、年間二ケタ成長が続くとみられる。ティムズ中国は経験豊富なローカル人材を集めたマネジメントチームを立ち上げ、店舗拡充や商品・サービスの刷新、オンラインからオフラインに及ぶ体験の最適化を進めていく。
(翻訳・愛玉)

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