コロナ禍で急成長のサービスロボット企業、中国の大手ホテルチェーン2社が出資

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サービスロボットソリューションを開発する「優地科技(EXCELLAND TECHNOLOGY)」が、中国の大手ホテルチェーンである「華住集団(Huazhu Hotels Group)」と「首旅如家酒店集団(BTG Homeinns Hotels Group)」からの戦略的出資を受けたことがわかった。同社は今年6月にもシリーズB+で1億元(約15億円)規模の資金調達をしている。今後、優地科技は開発費を増やし、ホテル用ロボットをグレードアップし、「ハード+ソフト+サービス+エコシステム」のビジネスモデルを確立させていきたいという。

優地科技は2013年3月に設立されており、当初はラストワンマイルの無人配送技術の開発を進めていた、中国でもっとも早く設備の量産化を実現した企業の一つである。同社のロボットは全国200以上の都市の1000カ所以上の商業施設で使われ、3000台近いロボットで、1日あたり6万人にインフォメーションサービス、配送サービスを提供している。

優地科技は現在3つのシリーズの計7種類の製品を発売している。3つのシリーズとは、それぞれ同一フロア内の配送用ロボット、フロア間配送用ロボット、ラストワンマイル用の屋外配送ロボットである。同社のロボットは自動で移動ルートを決めることができ、障害物回避、充電場所への自動移動、エレベーターの自動操作が可能である。ホテル、オフィスビル、病院、商業施設、カラオケボックス、工業団地などで使われている。

「優地科技」の製品とその実用シーン

新型コロナ禍で、人と人の接触を避けることが出来、省人化も実現できる無人配送が一際注目を集めた。優地科技のロボットも、こうした状況のなかで病院、臨時病院、隔離用のホテルに配備されるようになった。さらに同社は、現場のニーズに応えるべく、消毒ロボットや紫外線照射モジュールを急ピッチで開発した。そうした感染症特需のなかで、ホテルでの利用が好評を博したため、大手ホテルチェーンが同社に投資することになったのである。

今後、宿泊業のスマート化はさらに進むと予想されている。華住集団は中国の400以上の都市で6000以上のホテルを運営しており、今年からホテル内で「無接触サービスロボット」を使い始めている。感染症対策がもっとも厳しい時期に、月20万回以上の物品や食事の配達に対応した。

首旅如家酒店集団は、国内で4450施設、41万4952室を運営しており、中国で第3位の規模のホテルグループである。同社も今後ロボットを導入し、コスト抑制と、宿泊客、従業員双方の健康を確保していきたいとしている。

(翻訳:小六)

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