Huaweiが電撃発表、ゲーミングスマートフォンを2018年下半期に発売予定

ゲーミングスマートフォン。それは果たして単なる話題性のものなのか、それとも未来のすう勢となるのか?現在、市場の見方は次第に固まりつつあり、年初以来の論争は徐々に収束しつつある。

Huawei、ゲーミングスマートフォン参入を表明

一部外国メディアの報道によると、中国の通信機器メーカー・Huawei (華為)コンシューマー・ビジネス・グループのバイス・プレジデント、ジム・シュー(徐秦松)氏は、2018年下半期にHuawei独自のゲーミングスマートフォンを発表すると述べた。このスマートフォンに関する詳細は明らかにされていないものの、Huaweiは36krに対し、この報道を事実であると認めた。

数ヶ月ほど前、ゲーミングスマートフォンに対するHuaweiの見解は、単なる一過性のものとみなしており、これは当時の市場における主流の見方でもあった。

Huaweiコンシューマー・ビジネス・グループのCEOリチャード・ユー(余承東)氏は4月に、「防水機能付き携帯も、現在では多くの携帯電話がこの機能を搭載している。同じく、Huaweiの製品も将来的に、ゲーミング性能をきっと大幅に高めるだろう」と発言していた。

中国製ゲーミングスマートフォンのトップバッター、Black Shark とnubia

シャオミ(小米)の系列企業・Black Shark Technology(黑鯊科技)とZTEの関連会社・nubia(努比亜)によるゲーミングスマートフォンが発売され、その売れ行きを伸ばすにつれ、ユーザーと市場はその実績を評価し、ゲーミングスマホの前途をめぐる論争は次第に落ち着いていった。

米国のRazerも2017年の時点でゲーミングスマートフォンという概念を打ち出していたものの、中国市場では全く販売されなかった。中国国内で最も早くこのスマートフォンを発売したのがBlack Sharkとnubiaだ。2018年4月13日、小米が投資する黑鲨科技(Black Shark Technology)は第1弾のゲーミングスマートフォンをリリース。これは中国メーカーが初めてゲーミングスマートフォンという位置付けで発売した製品でもあった。同月19日、nubiaもまた第1弾となるゲーミングスマートフォンをリリースした。Red Magic(紅魔電競遊戯手機)である。

EC企業・京東(JD.com)通信事業部代表の陳婷(チェン・ティン)氏は、同社の設立記念日「618」の記念式典上で、ゲーミングスマートフォンは2018年の「618セール」において携帯電話の中で突出して売れていたと言及した。Black Sharkを例にすると、同社のスマートフォンはセール開始50秒で1000万元の売り上げを突破、セール期間中の売り上げだけで前月5月より98%も上回り、出店ブランド別売上高ランキングでは第14位に急上昇するに至った。

これに先立つ4月20日、京東のECモールでは、Black Sharkのゲーミングスマートフォンは予約数だけで45万台を突破。続いて同月25日、nubiaのRed Magic がわずか37秒で1万台を超える販売数を記録した。この2つのゲーミングスマートフォンは、7回の入荷でいずれも即完売した。

ユーザーのメイン層はユニークネスを追求する若年男性

京東のスマートフォン部門では、ゲーミングスマートフォンを5大戦略の首位に位置付けており、その前途に大きく期待している。携帯電話の販売台数で最多のオンラインプラットフォームのひとつとして、これまでのユーザーの検索履歴や購入データを大量に保持しており、彼らの志向をうかがい知ることができるからだ。

ユーザー情報のプロファイリングによると、ゲーミングスマートフォンは若年層の男性がユーザーの主体だ。以下はゲーミングスマートフォンの二大ブランドであるBlack Sharkとnubiaの、過去1ヶ月内のユーザー検索により作成したプロファイルである。ここからわかるように、19~34歳の男性が、ユーザーの主要グループであるといえる。

このセグメントのコアユーザーは、携帯電話ブランドの若返り傾向にも符合していることがわかる。

さらに重要なことに、スマートフォンゲームの人気は、ゲーミングスマートフォン市場の前途に十分なポテンシャルを与えている。

デザイン上の観点から見ると、ゲーミングスマートフォンは同等の価格でより良いゲーム体験を与えるだけでなく、ヘビーユーザーの関心を引き付けることができる。さらにゲーミングスマートフォンのクールな外観は、市場で主流の製品とは大きな差別化をもたらし、個性を追求するユーザーの心理的欲求をより満たすものとなっている。いまどきのユーザーが、ますますユニークネスを重視する傾向と合致している。

国内スマホ二強が追随

Black Sharkとnubiaに続き、ASUS(エイスース、華碩)も6月初めにスマートフォンROG Phoneを発表した。Huaweiがゲーミングスマートフォンの開発を発表した現在、中国の携帯電話メーカー2強が、この分野に参入することになる。

Huaweiのスマホブランド・Honor(栄耀)が6月初頭に発表したHonor Playは、ゲーミングスマートフォンなる位置付けではないものの、GPU Turboというグラフィックスアクセラレーション技術を採用していることで、すでに高いゲーミング性能を有している、ということにも言及しておく必要があろう。

Huaweiのブランド属性としては、従来は常にビジネスマシンやハイエンドマシンで知られており、ゲーミングスマートフォンとはあまりカラーが折り合わないとの印象だ。両者のターゲットには一定のずれがあり、前者が主にミドルエイジのビジネスマンを対象とするのに対し、後者は若年のゲーム愛好者を対象としているからだ。

こうした面で、シャオミの先例はよい参考となろう。シャオミは自社でゲーミングスマートフォンを開発することはせず、Black Sharkに投資するかたちをとった。こうして、同社製品の一貫したブランド属性を維持したのである。

Huaweiは最終的にどのようにゲーミングスマートフォンを開発していくのだろうか? Huaweiブランドからリリースするのか、それとも別ブランドを立ち上げるのか?期待できそうだ。

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