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【新華社北京9月21日】中国工業・情報化部の報道官を務める趙志国情報通信管理局長は、国務院新聞(報道)弁公室がこのほど開いた記者会見で、全国の完成済み5G(第5世代移動通信システム)基地局の数が8月時点で103万7千カ所となり、100万カ所を超えたと明らかにした。中国は世界最大規模の5Gネットワークを構築し、全国すべての地級市(2級行政区)と95%以上の県中心市街地、35%の鎮市街地をカバーしている。
中国は5Gの応用面でも既に応用・革新事例を1万件以上生み出している。特にメディアや医療、交通、教育などの業界では、4K/8Kハイビジョンやスマート医療、IoV(車のインターネット)、遠隔教育など一連の典型的な応用事例がみられる。
5Gと産業インターネットの組み合わせは、応用・革新事例が活発な分野の一つで、電子機器製造や設備製造、鉄鋼、採鉱など22の重点業界を網羅し、遠隔設備操作やマシンビジョンによる品質検査など典型的で代表的な応用事例が形成されている。
中国の5G産業の発展は加速を続けており、企業が取得した5G標準必須特許の件数や国産ブランドの5Gシステム機器の出荷量、チップ設計能力などの面で世界をリードしている。5G対応スマートフォンの普及も進み、1~8月の国内5Gスマホ出荷量は1億6800万台と前年同期に比べ80%増加した。特に8月はスマホ全体の出荷量に占める5Gスマホの割合が74%となった。
工業・情報化部は「適度な先行」を堅持し、5Gネットワークの整備を全面的に進め、郷鎮部のカバー率拡大を加速させるとしており、応用シーンを拡大し、工業、交通、医療、農業、文化・観光など複数の重点業界に焦点を当て、5Gを融合活用した典型モデルをさらに育成する方針を掲げている。生態環境を改善し、業界応用に向けた5Gチップやモジュール、端末などの製品研究開発と産業化も進めていくとしている。
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