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AR(拡張現実)グラスを手がける「Rokid」(杭州霊伴科技)がこのほど、湖北省武漢市江夏区政府系の投資会社「江夏科学技術投資集団(Jiangxia Science and Technology Investment Group)」から1億元(約20億円)を調達した。Rokidは江夏区政府と提携を結び、同区に華中地区本部を設置する。
同社の資金調達はこれで13回目。累計調達額は30億元(約630億円)を突破し、評価額10億ドル(約1500億円)超えのユニコーン企業となった。ただし、同社は現在のところ決算データを公表していない。
Rokidは2014年に設立され、ARグラスなどのデバイスやソフトウエアの開発を手がけてきた。現在は、独自の基本ソフト「YodaOS」に基づくエコシステムの構築に注力し、文化・観光、教育、エンターテインメントなどの分野を開拓している。例えば、観光案内用のARアプリを開発し、よりダイナミックな観光体験をユーザーに提供している。ARグラスをかけるだけで観光スポットの歴史的情景が再現されるなど、観光の双方向性や教育的効果が高まるという。
同社はまた、中国各地の企業が生産性や競争力を高められるよう、AR技術で支援している。生産ラインで働くスタッフは、ARグラスを通じて離れた場所にいる専門家の指示を即座に仰ぐことができる。専門家は現場のリアルタイム画像に指示内容を記入し、現場スタッフの問題解決をサポートすることが可能になる。
インタラクティブなトレーニングコンテンツも提供できる。例えば、操作手順のシミュレーションや安全訓練などのシーンで、スタッフの学習意欲とトレーニング効果の向上が期待できる。
*1元=約21円 1ドル=149円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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