セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国テック大手の百度(バイドゥ)が、自動運転タクシー(ロボタクシー)サービス「蘿蔔快跑(Apollo Go)」の海外展開を開始する計画で、すでに複数のグローバル企業と協議を進めているという。NIKEEI ASIAが報じた。
百度は、近く自動運転向けソフトウエア「Apollo」をバージョン10.0にアップデートする。独自の自動運転向け大規模言語モデル「Apollo ADFM」を搭載したことで、Apollo Goの安全性や利便性が飛躍的に向上するとみられる。
Apollo Goは中国最大規模のロボタクシーを擁しており、すでに深圳や上海、北京など10都市以上で試験運用を始めている。2024年7月には、湖北省武漢市での大規模導入が話題となった。武漢ではすでに約500台が運行しており、うち300台余りが完全自動運転だという。百度は、Apollo Goの武漢事業を24年中に損益分岐点に到達させ、25年には黒字化を目指すとしている。
中国と米国の主な自動運転企業は現在、ロボタクシーの商用利用を本格化している。 米Waymo(ウェイモ)はすでに、アリゾナ州やカリフォルニア州などの特定エリア内で一般向けサービスを提供しており、10月2日には米テキサス州オースティンでも一般向けサービスの提供を開始すると発表した。
また、米テスラは10月10日、完全自動運転を想定したロボタクシーの試作車「サイバーキャブ」を公開した。イーロン・マスクCEOは、世界に100万台規模のロボタクシーを投入するとしている。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録