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中国の新興ティードリンクチェーン「茶顔悦色(Modern China Tea Shop)」が、香港での新規株式公開(IPO)計画を米国での上場に切り替えた。ただし、具体的なスケジュールは、中国の監督機関から正式な承認を得る時期に左右される。ブルームバーグが伝えた。
茶顔悦色は2024年初め、中国国際金融(CICC)とモルガン・スタンレーを主幹事証券会社とし、香港でのIPO計画を進めており、数億ドル(数百億円規模)を調達する見通しだと報じられていた。
茶顔悦色は2014年に湖南省長沙市で設立された。中国の伝統的な要素を取り入れたスタイルと手頃な価格設定で人気を集め、21年12月には武漢、南京、重慶などの都市に進出した。調査会社の窄門餐眼によると、24年12月13日時点の店舗数は732店舗にとどまり、うち6割にあたる443店舗が湖南省に集中している。規模や拡大速度では「蜜雪氷城(MIXUE)」などの主要ブランドに及ばないものの、茶顔悦色の収益性は際立っている。中国のビジネスメディア「晚点(LatePost)」によると、同社は23年に約5億元(約110億円)の純利益を達成している。
中国のティードリンク業界では、大手の「奈雪的茶(NAYUKI)」が2021年に香港上場を果たして以降、「古茗(Good Me)」、蜜雪氷城、「滬上阿姨(AUNTEA JENNY)」「霸王茶姫(CHAGEE)」といった新興各社が香港または米国での上場計画を明らかにしている。24年4月には「茶百道(ChaPanda)」が業界2番目の香港上場企業となった。
*1ドル=約156円、1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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