トヨタ、レクサスEVを中国生産へ 上海に単独出資の新工場

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トヨタ自動車は2月5日、中国上海市に単独出資で新工場を設立し、高級車ブランド「レクサス」の電気自動車(EV)モデルとEV用電池を開発・生産すると発表した。中国の新エネルギー車(NEV)市場の急拡大を受け、レクサスのEVモデルの現地生産に踏み切ったとみられる。新工場は2027年以降に生産を開始する。

中国ではすでに、EV化のための産業チェーンが確立している。レクサスを中国で生産すれば、先進技術や関連部品を迅速に調達できる上、生産コストの削減にもつながる。製品競争力と価格優位性が高まるため、国際市場での競争にも有利になる。

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レクサスの中国販売台数は、2021年には22万7000台に達したが、22年は22.4%減の17万6000台に急落、23年は18万1400台とやや回復した。24年は18万1900台に増加し、中国市場で販売される輸入高級車ブランドで唯一、前年比プラスを達成した。

とはいえ、中国の高級車市場は全体として縮小傾向にある。2024年12月の高級車販売台数は前年同月比8%減の29万台、自動車販売全体に占める割合は10.9%まで低下した。

トヨタの佐藤恒治社長は以前、中国市場はレクサスのEV化で重要な役割を果たすと強調していた。同社は2035年までにレクサスを完全EV化する計画だという。

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(36Kr Japan編集部)

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