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中国最大のコーヒーチェーン「瑞幸咖啡(luckin coffee、ラッキンコーヒー)」が2月20日発表した2024年12月期決算は、純収入が前の期比38.4%増の344億7500万元(約7200億円)、純利益は2.94%増の29億3200万元(約620億円)だった。
市場シェアを拡大し続けてきたラッキンコーヒー。店舗の純増数は6092店で、うち中国(香港を含む)が6071店、シンガポールが21店。総店舗数は37.5%増の2万2340店(直営店1万4591店、フランチャイズ店7749店)に増加した。
店舗数や月間取引顧客数、商品販売数の増加が要因となり、2024年10~12月期の純収入は前年同期比36.1%増の96億1300万元(約2000億円)となった。しかし、価格競争や市場競争のあおりを受け、2024年は1店舗あたりの売上高が16.7%減少した。
プラジルなどコーヒー豆の主要産地の天候不順で供給懸念が高まり、コーヒー豆の先物相場が高騰している。ラッキンの郭謹一CEOは、コーヒー豆の価格の影響はほぼコントロールできているため、現時点では値上げの計画も意向もないとし、1杯9.9元(約210円)のキャンペーン価格も継続すると明らかにした。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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