セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国のフードデリバリー大手「美団(Meituan)」が3月21日、2024年の通期決算を発表した。売上高は前年比22.0%増の3376億元(約7兆1000億円)、純利益は158.4%増の358億元(約7500億円)、調整後の純利益は88.2%増の438億元(約9200億円)だった。消費の回復と業務効率の改善が業績向上につながった。年間の利用者数、平均利用回数、加盟店数はいずれも過去最高を更新した。
2025年はフードデリバリーを中心とする既存事業の強化に加え、人工知能(AI)、ドローン配送、自動配送車などの先端技術や関連アプリケーションへの投資を拡大する。独自の大規模言語モデル「LongCat」はすでに高く評価されており、現在は新たなAIプロダクトを開発中で、年内にも全サービスを網羅するAIアシスタントの発表を計画している。美団の豊富なオフラインサービスと効率的な即時配送ネットワークを通じ、ユーザーはフードデリバリーやレストラン予約、食料品や雑貨の購入、旅行プランの作成、ホテル予約など、さまざまなニーズを満たせるようになる。
2024年末までに、美団の自動配送車とドローンによる配送件数はそれぞれ491万件と45万件に達した。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録