地図アプリが“助手”に進化。アリババ傘下の高徳地図、世界初のAIナビ「NaviAgent」発表 

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アリババグループ傘下の地図情報サービス「高徳地図(Autonavi)」は4月14日、人工知能(AI)を用いた世界初の地図ナビゲーションエージェント「NaviAgent」を発表した。地図ナビゲーションは単なる「ツール」を超え、「知的なパートナー」に進化したことを象徴するプロダクトだ。

NaviAgentは、高徳地図の強力なマルチモーダルモデルと交通ビッグデータ技術に基づき、状況認識とパーソナライズされたレコメンド機能を提供する。たとえば、前方の道路状況を事前に予測し、各交差点で信号をスムーズに通過するための最適な速度を正確に計算して、渋滞の回避を図る。残業帰りで帰宅が遅くなったユーザーの状態を検知して、自動でヒーリングミュージックを再生し、疲労を和らげることもできる。

また、目的地に最も近い駐車場をレコメンドし、自然な対話形式の音声で案内することも可能。さらに、夜間の視界不良やカーブでの対向車接近、前方車両の急ブレーキなどの状況を察知し、音声やナビ画面を通じてリアルタイムで警告を出す機能も備えている。興味深いスポットを通過する際には、豆知識やユニークな由来・エピソードなども紹介してくれる。

NaviAgentは現在、中国国内のユーザーに順次配信されている。高徳の技術部門責任者は「AI技術の継続的な進化に伴い、今後のモビリティは単に安全に目的地へ到着することにとどまらず、より快適で楽しい移動体験へと進化していくはずだ」と述べている。

(36Kr Japan編集部)

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