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電動アシスト自転車(eバイク)ブランド「特宙斯(TEZEUS)」が、プレシリーズAで5000万元(約10億円)を調達した。無錫恵山科創産業集団が出資を主導し、フィットネス機器メーカーの英派斯(Impulse)や既存株主の海益投資(Haiyi Investment)も参加した。資金は製品の開発・生産、市場開拓に充てられる。
TEZEUSは2022年に設立され、24年10月に初代製品「Tezeus C8」を欧州市場に投入、すでに数千台を出荷している。C8では、ミッドドライブモーターから電気制御システム、車載システム、IoT管理バックエンドシステム、モバイルアプリまで、自社開発の技術を採用する。
同社のeバイクはAIモデルを搭載し、ユーザーごとに最適なアシストプランを自動生成、電力消費を最適化してバッテリーの劣化を抑制する。C8の車載システムはLinuxベースで開発され、ペダル踏力やケイデンス(1分あたりのペダル回転数)、路面勾配、速度などの走行データを収集。AIモデルに学習させたうえで、走行中に検知したトルクや勾配に応じてモーターアシストを動的に制御し、消費電力を抑えながら航続距離と走行効率を高められる。
TEZEUSの主な輸出先は欧州で、自社サイトで販売するほか、ドイツ、オランダ、ベルギー、オーストリア、イタリア、ハンガリーなどに35店舗を展開する。年内には100店舗に拡大し、米国市場にも進出する計画だ。近くカーボンファイバー製の折りたたみ式eバイクの発売も予定している。
同社は今年、江蘇省無錫市に中核部品の工場を建設する計画で、稼働後は年間6万台の生産能力を備える見込みだという。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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