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中国発の動画投稿プラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は6月30日、アプリ内ショッピング機能「TikTok Shop」を日本で正式に開始した。米国や英国に続く17カ国目で、日本市場への本格参入となる。「ディスカバリーEコマース(発見型EC)」を掲げ、ショート動画やライブ配信を通じて商品を発見・購入できる、新たな購買体験の提供を目指す。
TikTok Shopでは、ショッピング機能付きの動画・ライブ配信、ブランドごとの商品ショーケース、検索可能な「ショップ」タブ、アフィリエイト連携、広告サービス、安全な決済環境など、EC運営に必要な機能を段階的に導入していく。
日本国内におけるTikTokの月間アクティブユーザー数(MAU)は3300万人を超えている。2024年、日本のApp Storeにおいて最も多くダウンロードされたアプリとなった。総務省の調査によると、TikTokの利用率は10代70.0%、20代52.1%、30代32.0%、40代26.8%、50代で5.4%、60代13.0%と全年代で広がりつつあるが、Z世代の支持が圧倒的に多い。
TikTokで取り上げられた商品が、動画の拡散によって爆発的に売れる現象は「TikTok売れ」と呼ばれており、若年層を中心に購入行動へ直結するケースも多く、新たなマーケティング手法として企業からの関心も高い。
今回のサービス開始時点で、花王の化粧品ブランド「KATE」、日清食品、WEGO、Yogibo、ユニリーバ、I-ne、アンカージャパンなど、多数の国内外ブランドが参画。
さらに7月中には、新たな広告機能の導入も予定されており、TikTok内で広告から販売までを完結できるエコシステムの構築が進められている。
(36Kr Japan編集部)
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