中国の“スマート鉱山”をけん引 無人ダンプ「EACON」、CATLなどから約80億円調達

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鉱山向け無人運転ダンプトラックを開発する「易控智駕(EACON)」が6月25日、香港証券取引所に上場申請書を提出した。

EACONは専門化・精密化・特徴化・斬新化に優れた中小企業として、国家レベルの「専精特新小巨人企業」に選ばれている。2018年の設立以来、無人運転技術を核に、鉱山輸送の全てのシーンに対応するスマート化ソリューションを構築してきた。現在は、大型鉱山5カ所にそれぞれ100台以上の無人ダンプを導入するほか、20カ所以上の鉱山に無人ダンプを配備するなど、鉱山向け無人ダンプ1500台近くを展開。中国国内の市場シェアが約5割に上る業界最大手となっている。

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上場目論見書によると、2024年の売上高は前年比264%増の9億8600万元(約200億円)となり、売上総利益が黒字転換している。

上場申請に先立つ6月24日、EACONはシリーズDで4億元(約80億円)余りを調達したと発表した。車載電池世界大手の寧徳時代(CATL)と傘下の溥泉資本(CATL Captial)が出資を主導した。資金は主に製品開発、市場開拓およびオーストラリアなど海外展開に充てる方針だという。

EACONは現在、オーストラリアのゼネコン最大手「Thiess」などと提携し、海外初のベンチマークプロジェクトを進めている。同社はすでに、現地鉱山でその技術ソリューションの適合検証を開始しており、海外市場での競争力を構築しつつある。

*1元=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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