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企業向け人工知能(AI)エージェントの開発プラットフォームを提供する「斑頭雁(杭州)智能科技(BetterYeah AI)」がこのほど、シリーズBで1億元(約20億円)余りを調達した。中国のAIエージェント分野ではここ数年で最大規模の資金調達となる。今回の出資はアリババグループ傘下のアリババクラウドが主導し、名川資本(MainTrend Capital)も参加した。
BetterYeah AIのコアチームは全員、アリババの企業向けコラボレーションツール「釘釘(DingTalk)」の立ち上げメンバーだ。同社は中国のAIエージェント分野のパイオニアとして、2023年6月にAIワークフローエンジン「AI Flow」を、同年9月にAIエージェント開発プラットフォームを公開した。これまでに10万社にサービスを提供しており、AIタスクの月間呼び出し回数は急増している。
パソコン大手の聯想(レノボ)や、シューズ大手の百麗時尚(ベル)、ロボット掃除機大手の科沃斯(エコバックス)、人材サービス大手のFESCO Adeccoなど、中国の各業界大手もBetterYeah AIのプロダクトを活用し、業務のスマート化を加速している。
例えば、アパレル大手「百麗時尚」のIT開発チームは、BetterYeah AIのAIエージェント開発プラットフォーム上に、800以上の業務単位に対応するAIアプリケーションを導入している。これらのAIアプリには「店舗データアナリスト」や「店舗AIアシスタント」などが含まれており、情報連携の効率化と業務プロセスの自動化が大幅に向上したという。
BetterYeah AIは2025年7~9月期に次世代型の企業向けAIエージェント開発プラットフォームをリリースする計画だ。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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