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中国の電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」は7月3日、新型の中型スマートSUV(多目的スポーツ車)「G7」シリーズを発売した。米テスラの「モデルY」や小米(シャオミ)の「YU7」と競合するとみられる。
G7シリーズは、「G7 Max」(航続距離602kmと702kmの2タイプ)と「G7 Ultra」(航続距離702km)の3モデル展開。Maxには米NVIDIA製の人工知能(AI)チップを搭載しているが、上位モデルのUltraでは自社開発した自動運転向けAIチップ「図霊(TURING)」を採用した点に注目が集まる。
中国ではSUVの人気が高く、乗用車市場でもとくに激しい競争が繰り広げられている。G7シリーズの価格は、G7 Max(602km)が19万5800元(約390万円)、G7 Max(702km)が20万5800元(約410万円)、G7 Ultraが22万5800元(約450万円)で、いずれも予価から4万元(約80万円)引き下げての発売となった。予約販売台数は、発売から9分で1万台を突破した。
小鵬汽車の何小鵬CEOは、G7シリーズは車内空間、航続距離および自動運転機能に大きな強みを持つと強調する。とくにG7 Ultraは図霊を3枚搭載し、合計の演算能力は2250TOPSとModel YやYU7を大きく上回る。また、全てのモデルが800V急速充電に対応しており、10%から80%までわずか12分で充電可能だという。
同社の6月の販売(納車)台数は3万4611台で、8カ月連続の3万台超えを記録している。2025年1〜6月の累計販売台数は19万7189台となり、年間目標35万台の56.3%を達成した。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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