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ブラジル北東部バイア州のカマサリ市にある中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)の乗用車工場で1日、最初の1台が完成しラインオフ式典が行われた。
同州のジェロニモ・ロドリゲス知事はあいさつで、BYD工場の完成は産業発展のシンボルになるだけでなく、ブラジル・中国間協力の新たな1ページにもなるとし、「よりグリーン(環境配慮)で、革新的なブラジルを出迎える準備は整っている。この工場は現地経済の発展を促し、地元に雇用をもたらし、技術転換のモデルになる」と評価した。
BYDの李柯執行副総裁は式典で、同社は研究開発費が世界で最も多い企業の一つであり、先進的な技術をブラジルに持ち込んでいると強調した。さらに、「工場の着工から1台目の完成までにかかった時間はわずか15カ月だった。これはBYDにとってマイルストーンであり、中南米の持続可能な交通の新たなスタートラインでもある」と語った。
BYDは2023年7月、カマサリに三つの工場からなる大型生産拠点を建設すると発表。同拠点の新エネルギー車(NEV)生産ラインでは純電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHV)を生産するとしていた。
同社の今年第1四半期(1~3月)のブラジル販売台数は2万台を超えた。5月にはブランド別の小売販売台数ランキングで4位に浮上し、市場シェアは9・7%となった。【新華社カマサリ】
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