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中国の今年1月からの宅配便取扱量は9日、累計で1000億件を超えた。国家郵政局が発表したモニタリングデータで分かった。一つ一つの「荷物」の背景に、高まりつつある市場のポテンシャルが見える。
中国は年初以降も、内需の拡大と消費の促進に向けた政策を実施し、消費財買い替え促進策の対象商品を増やし、消費市場に新たな発展の推進エネルギーをもたらした。
同局発展研究センター戦略規画研究部の劉江主任は「内需拡大戦略が十分に実施されるにつれて、中国の内需のポテンシャルは引き出され、郵便・宅配業はさらに大きな役割を担うだろう」と語った。
中国の宅配便取扱量は5年連続で1000億件を超えた。今年の1000億件達成は前年より35日早く、消費市場の規模拡大、電子商取引(EC)の浸透率上昇を鮮明に示した。宅配業の「規模の経済」効果は引き続き拡大し、産業と経済をけん引する力が著しく向上した。
北京郵電大学郵政発展研究センターの趙国君主任は、郵便・宅配業は現代の流通システムを構成する重要な一環として、情報・資金・実物という三つの流れを融合した優位性により、各種要素の生産や配分、流通、消費などの段階で効率的な流動を実現し、経済循環の円滑化と民需への対応でさらに高い役割を発揮するだろうとの見解を示した。【新華社北京】
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