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スマホに眠る写真からAIが分析、趣味の近い人をマッチング 新しいスタイルのSNSが中国でブレイク

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ソーシャルメディアにとって2020年は特別な年になった。

位置情報を活用して近くにいる人とのマッチングを提供するSNSアプリとして始まった「陌陌(MOMO)」は、「WeChat(微信)」と並ぶソーシャルメディアのベンチマークへと成長した。Covid-19の流行中には「Soul」をはじめとする共通の趣味を持つ相手を探せるSNSアプリがブレイクし、共感を軸にしたSNSが持つ巨大なビジネスチャンスに人々の目を向けさせた。また、LGBTQ(性的マイノリティ)向けのマッチングアプリ「Blued」が上場を果たし、特定のニーズを持つユーザーのためのソーシャルメディアにも大きなビジネスチャンスがあることを証明した。

ソーシャルビジネスの幅はさらに広がり、新たなスタイルのSNS「Timebook」を誕生させた。Timebookは「AIアルバム」の作成ツールで、ユーザーのスマートフォンに保存されている大量の写真をAIで分析し、時間と空間で結びつくソーシャルネットワークの構築を試みる。

Instagram (インスタグラム)の成功は、写真共有に意欲的なユーザーが多いことを証明している。ソーシャルEC「小紅書(RED)」は、写真情報を読み込むことへの関心の高さを示している。Timebookが着目したのは、ユーザーのスマートフォンに埋もれている大量の写真が持つ社会的価値だ。Timebookは、自社のAIアルバムを利用するユーザーに、自身のアルバムをクラウドにアップロードして共有しようと呼びかける。

TimebookのAIアルバムは、それぞれの写真から時間と空間の情報を抽出・整理した上で、フィットネス、グルメ、音楽、読書などの「趣味タグ」を付けていく。登録ユーザーがタグをクリックすると、撮影した時間や場所は異なるものの同じ趣味タグが付いたメンバーの共有アルバムを閲覧できる。毎晩10時には「時空を超えてマッチング」されたメンバーの写真が表示される。

「Timebook」紹介動画

Timebookの陳奕竜CEOは、まずSNS市場を変革することがAIアルバム作成の第一歩になるとした上で、ここ数年で台頭したSNSアプリは単に個人同士をつなぐだけで、社会的関係の構築には至っていないと指摘する。SNSにおける社会的関係構築の基盤となるものは、共通の趣味と位置情報サービス(LBS)だ。Timebookは写真を時間情報と位置情報で整理し直すことにより、これまで気付かなかった人とのつながりに気付かせ、SNSの課題となっている「効率的な出会い」と「長期的な信頼関係の構築」のバランスを実現しようとしている。

陳CEOが目指すのは、みんなで活用する「AIアルバム」の構築だ。Timebookは今後、さらに機能を充実させ、ローカルライフサービスやソーシャルECでも収益化を図っていく方針だ。

陳CEOは起業前、テンセントや陌陌で勤務した。創業メンバーも消費者WiFiネットワークデバイス「TP-Link」やテンセント、シェアサイクル「Hello Global(哈囉出行)」から集まってきた。Timebookは既にエンジェルラウンドで「真格基金(Zhen Fund)」から数百万ドル(数億円)を調達しており、次の資金調達を準備中だという。(翻訳:永野倫子)


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