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中国版TikTokほか成熟事業の香港上場へ バイトダンスが2000億円の資金調達を協議、評価額約19兆円へ

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ショート動画アプリ「TikTok」などを運営する「バイトダンス(字節跳動)」が、総額20億ドル(約2000億円)の資金調達について投資家との協議を進めていることが分かった。11月5日付けでブルームバーグが報じた。この資金調達が成功すれば、バイトダンスの評価額は1800億ドル(約18兆6000億円)に達するとみられる。さらにバイトダンスは一部事業の香港上場を計画しているという。

36Krが情報筋から得た確かな情報によると、上場を検討している事業とは「抖音(Douyin、TikTokの本国版)」、ニュースアグリゲーター「今日頭条(Toutiao)」、動画プラットフォーム「西瓜視頻(Xigua Video)」だという。これらの成熟事業を統合して上場させることで、高い時価総額をたたき出せるからだ。

この件についてバイトダンスに問い合わせたが、いまだ回答は得られていない。

10月最終週には、バイトダンスが抖音事業を香港に単独上場することを検討中との報道があったばかりだ。引受証券会社の件で、ゴールドマン・サックスなど複数の投資銀行がバイトダンスと協議していたことを関係者は明らかにしている。この時点でバイトダンスの責任者は「一部事業の上場を検討しているが、最終決定には至っていない」と回答している。

抖音の香港上場は、最大のライバルであるショート動画アプリ「快手(Kuaishou)」とのIPO争奪戦を引き起こすと見られている。快手は2021年第1四半期の香港上場を計画しており、9月以降はその進捗状況がたびたび報道されてきた。11月1日には早ければ週内にも上場を申請すると報じられた。

この1年、ユーザー数、製品形態、ライブコマースなどで激しく火花を散らしてきた抖音と快手だが、戦いの場は株式市場にまで及ぶこととなった。

バイトダンスが最後に資金を調達したのは2年前になる。2018年8月に750億ドル(約7兆7700億円)の評価額で資金を募り、2カ月足らずで調達を完了。バイトダンスは当時、この資金調達はプレIPOラウンドだと説明していた。

設立から8年、バイトダンスは今や世界有数のIT企業に成長した。未上場企業の中でバイトダンスの評価額を超えているのは、上場計画が頓挫したばかりのアリババ傘下のフィンテック企業「アント・グループ(螞蟻集団)」のみだ。

これまでバイトダンスが開発・育成してきた数々の大ヒット製品の中でも、最も成功したアプリが抖音だろう。

バイトダンスの張楠CEOは抖音のデイリーアクティブユーザー(DAU)が今年8月時点で6億人を超えたと発表した(抖音火山版ユーザーを含む)。さらに今日頭条や西瓜視頻などのユーザーを加えると、その規模は約8億人に達する。

一方、快手のDAUは春節時期に3億2000万人のピークに達してから減少に転じ、今年6月末の時点で5000万人ほど減ったという。ただ、これはセルフメディアが報じたもので、快手が公式に発表したデータではない。

バイトダンスが1週間前に言及した「一部事業」には、抖音だけではなく今日頭条や西瓜視頻などの成熟事業も含まれると思われる。事業部門の分離を進めているバイトダンスだが、社内で成熟した主要事業が香港で公開会社として始動する日も近いだろう。
(翻訳・畠中裕子)


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