自動車エレクトロニクス開発の「HiRain」が新たな資金調達 中国複数の大手メーカーにシステムを供給

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自動車エレクトロニクスサプライヤーの「経緯恒潤(HiRain Technologies)」が、新たな資金調達を行ったことがわかった。中国の国有自動車大手である「中国第一汽車集団(China FAW Group)」、「上海汽車集団(SAIC Motor Corporation)」、「広州汽車集団(Guangzhou Automobile Group)」、「北京汽車集団(Beijing Automotive Industry)」傘下の投資ファンドがともに出資した。調達金額は未公表。

同社によると、調達した資金は自動運転、コネクテッドカー、新エネルギー、スマートコックピット、特定シーンでの無人運転などの技術開発に使われるという。

経緯恒潤は2003年設立。自動車エレクトロニクスの開発を中心に、コンサルティング、開発ツール、メンテナンスを含む総合的なサービスを提供している。同社は今年6月にも「華興新経済基金(Huaxing Growth Capital)」から2.1億元(約32億円)を調達している。

同社は2012年から運転支援技術の開発をはじめた。2016年には、上海汽車の車両が同社の先進運転支援システム(ADAS)を導入。これまで50万台の車両に搭載され、海外の大手サプライヤーが独占していたADAS市場に風穴を開けた格好だ。同社のADASは基本的な機能のほか、中国の運転手の習慣と路面状況を考慮に入れており、より中国市場に適しているという。

自動運転技術の開発において、経緯恒潤は国産車向けにL3自動運転システムを提供し、それを搭載したトラックが港湾内で試験運用されている。今後ほかの物流シーンにも広げていく予定だ。

コネクテッドカーと新エネルギー技術においても開発が進んでいる。同社のコネクテッドカーシステム「T-Box」は今年20万セット出荷し、EVのバッテリー管理システムも量産化された。

経緯恒潤は2009年から自動車業界のグローバル開発パートナーシップである「AUTOSAR」に加入し、基盤ソフトウェアのサプライヤーとして中国初の加入となった。2020年3月、経緯恒潤はAUTOSARのソフトウェアアーキテクチャに基づくASIL-D(自動車用機能安全規格の最高ランク)のソフトウェアの開発に成功。現在「吉利(Geely)」、「長城汽車(Great Wall Motor)」、「蔚来汽車(NIO)」、「アプティブ (Aptive PLC)」、「BOSE」などの自動車メーカーや部品サプライヤーに導入されている。

同社の従業員は2700人以上で、うち修士以上の学歴を持つ従業員が54%を占める。これまで国内外の特許を1200件以上取得済みだ。(翻訳:小六)


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