国を跨ぐ人気レストラン“王辣辣酸辣粉”、Pre-Aラウンドで1000万元の資金調達

最近新しいブランド“王辣辣酸辣粉”がPre-Aラウンドで1000万人民元の資金調達を完了した。この資金調達は店舗拡張、オンラインおよびオフラインのサプライチェーンおよびブランドの宣伝に使われる。

王辣辣の経営に関して、いくつかの特筆すべき点があることがわかった。

1. 海外の観光地でネット店として人気が出て、中国に戻った後も中国のコミュニティやマーケットに対して勢いがあった。

2. 本物の味に基づいており、小吃(店や屋台の一品料理のこと)の店舗としてアップグレード版である。

3. オフラインで始まり、その後オンラインへと、 “女性の成長”がブランドの核となっている。

2015年に王辣辣はオフラインの店舗をタイで始め、翌年には中国に戻った。 2017年には、主にWeChatコミュニティのeコマースをベースにした販売を開始した。

今まで、タイのプーケットビーチとパトンビーチの観光リゾートには2つのケータリングショップがあり、1日平均消費量は300人、客価格は約35元である。 店は地元の伝統的なグランナスタイルで設計されており、観光客が写真を撮ってそれが広がり、ブランドの形はそのような宣伝や声によって作られた。 創業者であり経営者の王曼娜氏によると、タイの労働コストは低く、純利益は約50%である。

現在、北城河熙市悠塘ショッピングセンター、百子湾のマーケット、コミュニティには50〜120平方メートルの広さを誇る3つの店舗がある。そこでの1日平均来店数は700人、客価格は約30元である。客単価は一緒だが、人件費、 賃貸料は高く、利益率は約30%だ(この場合、1店舗あたりの月間利益は数万元)。

小吃というカテゴリーは、すべてのショップの中で最初にランクインされ、レストラン、飲食店の総数の1/3を占めている。その業界へ参入するための敷居は低く、その特徴は明らかだ。しかしそれは大きな競争と圧力があることを意味している。飲食業界が過剰な構造の市場環境では、飲食業界は年間70%の割合でシャッフルされる。 しかし、王辣辣は海外から着実に中国へと拡大することができている。これにはどんな経験が生きているのか?

起業した初期の頃、王曼娜氏はサプライチェーンと標準化について多くの苦労を強いられた。

一貫した味を保証し製品の標準化を図るため、王辣辣が作った“成分比率が統一された真空インスタントパック”を、店ですぐに加熱処理し、ローカルの新鮮な食材を提供するというものだ。

王曼娜氏によると、王辣辣の調味料は30以上の香辛料を煮詰めて作られ、仕入れ、調合は重慶のシェフが作る“百年火鍋ベース”を調合したもの、麺はしっとりしたライスヌードルを真空包装、ほとんどの競合製品は大豆を普通に包装されたものを炒めて使用しているが、王辣辣は大豆10gの真空パックされたもの揚げている。さらに、真空パックされたミンチも使用している。

店舗の標準化において王辣辣はVI設計で、店舗イメージは伝統的なお店の雰囲気にアップグレードしている。 見えない部分ではSaaSシステムを導入し、管理プロセス、調達プロセス、およびストアサービスを標準作業化した。
次に、食べ物から雰囲気まで、個性的であることにもこだわる。 古典的な味に加え、脂肪ソーセージ、骨スープ、トム・ヤムクンなどのトッピングを開発。王辣辣は100以上のSKUを開発し、各店舗が 20以上のSKUを選択できる。例えば風光明媚な店、飲み物を扱うビジネス地区店、揚げた串焼き、ごま入りのコミュニティストアなどである。

また王辣辣のコミュニティは、店舗の拡大に大きな役割を果たしている。 タイで2番目の店舗は、WeChatのグループから来ている。王辣辣には100以上のファングループがおり、10,000人以上が参加している。

王曼哪氏によると、これら王辣辣の熱狂的なファンは、主に20〜30歳の女性である。それらの多くは年間収入が1億を超えるネット上での有名人やWeChat商人である。 彼らは独立しており熱心で、自己実現のための強い欲求を持っている。 同社では酸辣粉の関連のコンテンツはめったに出ないが、女性の成長、起業家精神、そして美しさに関連したものを広める活動を行っている。

China Hotel Associationによる調査によると、消費者の94.7%が特定の商品や味のためにレストランに行くという。 その点で王辣辣のヒット商品に狙いを定めた戦略は、リピート率を高めるのに役立つ。 酸辣粉の味は本質的に刺激的であり、強烈な印象を残す。この点でも「現代の女性の自己実現の意識」と強く関連している。

一杯の酸辣粉から始まり、ブランド文化は女性の成長にあり、これこそが王辣辣の特別なポイントだといえる。


王辣辣ファングループの「少女粉丝天团」前列右から三番目が創業者の王曼娜

王辣辣のeコマースは始まってわずか3ヶ月で月間出荷額は100万元、リピート率は40%である。 2つの人気商品は18元と28元で販売されており、販売チャネルは主にWeChatのグループセールスである。 計画では、2018年にはeコマースを促進するだけでなく、10店舗の直営店舗と100店舗のフランチャイズ店舗をオープンし、国内外のお店が同時期にフランチャイズ店舗を開店する予定だ。海外店舗は主に北米や東南アジアの人気景勝地に集中させる。 店舗はビジネス地区、歩行者通り、コミュニティに焦点を当てていく。

統計によると、2017年に中国の20〜35歳の消費者は、食品の消費量の74%を拠出した。飲食経営リファレンスの予測によると、今後数年間は若い層の顧客への消費アップグレード、また大きな収益の鍵となるキャッシュフロー、ファッション、健康志向、品質の良さが消費をさらに促すものとなると見ている。

国内で似たような位置付けとなるブランドは伏牛堂(フーニウタン)、西少爺(シーシャオイエ)などです。伏牛堂は日常の食事に位置付けられ、それに対し小吃は営業時間の長さや客単価のアップで対抗している。伏牛堂は肉夹馍(肉を挟んだバーガーのようなもの)に狙いを絞っており、同じく爆発的ヒットの特徴を持っている。毎月テイクアウトで平均6000〜8000元の売り上げを保っている。対照的に、王辣辣はオンラインチャネルとオフラインチャネルにおける製品戦略と運用効率はまだ改善されていない。

メディア業界とブランドの企画やeコマース起業経験を持つ、創業者兼CEO王曼哪氏の王辣辣グループの人数は70人余りにのぼっている。

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