iFLYTEK、日本向けのスマート会議システムを発表 雑音環境でも音声をリアルタイムで翻訳可能に

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iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONS株式会社はこの度、スマート会議システム「YOU SAY, I SEE」を日本で提供すると発表した。 

同システム「YOU SAY, I SEE」は、雑音環境下にある大型イベントの場合でも音声をリアルタイムでテキスト化することが可能になる。会社の会議、発表会や展示会、研修会、番組制作など様々な場面で、スピーチや相手が話している音声をリアルタイムで文字に変換し表示するだけでなく、翻訳、通訳、記録まで完遂できる。さらに、発表会で突如サーバーが落ちるなどの不測事態を考慮し、ソフトウェアとハードウェアを組み合わせ、オフラインで独立して動作するシステムを構築した。また、オンライン会議サービスにも対応しており、音声をテキストに変換することで、議事録作成の効率化を実現する。

人工知能を活用した先端技術企業のiFLYTEK(科大訊飛)は、長年に渡り培ってきた自然言語処理、声紋認識、音声認識などのコア音声技術に多くの力と資金を投入し発展させ続けている。2014年以降、国際口語機械翻訳評価コンテスト(IWSLT)で1位、NIST国際機械翻訳評価コンテスト人工評価で1位を獲得するなど、多言語翻訳技術が実用レベルにまで到達している。

特に中国語・日本語の双方翻訳に注力しており、実績を築いてきた。2020年9月28日、JINGDATA X Moon Venturesが主催するオンラインイベント「日本におけるディープテックベンチャーのための中国資金調達ロードショー(第1回)」にて、同システムを搭載し、リアルタイムの日中翻訳を実現した。

「日本におけるディープテックベンチャーのための中国資金調達ロードショー(第1回)」の様子
オンライン会議にて日本語を中国語に同時通訳している様子

同社は、グローバルなデジタルトランスフォーメション(DX)を支援するため、日本語・中国語のサービス以外にも日本語・英語サービスも日本で展開していくという。ベースとなるシステムが中英(英中)識別機能と翻訳・通訳のサービス能力を備えているため、他の言語への二次開発も素早く実現することができる。

(編集・Ai)

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