日米など21か国に進出 中国フィットネス機器「Honbow」が数十億円調達 IPOも視野に

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日米など21か国に進出 中国フィットネス機器「Honbow」が数十億円調達 IPOも視野に

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海外にも進出している中国のスポーツ・フィットネス用電子機器メーカー「洪堡科技(Honbow)」は先ごろ、昨年末にシリーズBで数千万ドル(数十億円)を調達したと発表した。リード・インベスターは「Orchid Asia(蘭馨亜洲投資集団)」で、既存株主の「繸子財富(Tzitzit Asset)」も追加出資。洪堡科技はすでに次の資金調達とIPOの準備に着手したという。

同社創業者兼CEOの林武強氏は今回の調達資金を製品の研究開発、マーケティング、IT化、運営資金に充てると説明した。

洪堡科技は2014年に設立され、本社を深圳市南山区に構える。米EC大手のアマゾンと自社の公式サイトを主要な販売チャネルとして海外にも進出する消費者向け電子機器メーカーで、スポーツ・フィットネス用品の「Letsfit」およびミニマルライフテクノロジー用品の「Letscom」という2つのブランドを有する。米国、EU、日本、中国など21の国と地域に進出、438件の商標を登録し、累計で1500万人以上のユーザーにサービスを提供してきた。米国支社では現地に対応したサービスを通じて北米のオフライン市場向けにビジネスを展開している。

スポーツブランド

同社はすでに「スポーツ・フィットネス」と「ライフテクノロジー」を中心に商品ラインナップを構築、コア製品がレッドオーシャンのカテゴリーで頭角を現し、新製品のシェアも急速に拡大している。特にスポーツ用スマートウェアラブル、スポーツ用ヘッドフォン、スポーツ・フィットネス用アクセサリーでは、アマゾンの北米エリアでベストセラーの常連となっている。

2017年以降、同社の年複合成長率は200%を超えている。この急成長の要因を見てみる。

供給側から見ると、中国には数十年にわたり製造業の優位性を活かして海外進出する大きな流れがあった。一方の需要側では、以前は越境ECが十分に普及しておらず企業が消費者と直接取引するチャネルは限られていたが、アマゾンに代表されるプラットフォームの台頭で可能性が広がり、それと同時に決済や物流のインフラも飛躍的に進歩した。

洪堡科技は、複数の幹部が有する貿易の起業経験や自社の学習およびイテレーションを通じて確立した効率的な運営方法をベースに、スマートウェアラブル製品の開発に注力して業界の流れに乗った。また、スポーツ・フィットネスカテゴリーの拡大を図り、ユーザーのスポーツ・フィットネスという生活シーンに消費者向けテクノロジーを用いた製品とサービスをフルセットで提供し始めたことも成長の要因となっている。

「欧米の若者が自分の運動データを重視するようになったため、スポーツ・フィットネスの消費者向け電子機器は持続的に成長している。その間にハードとソフトが一体化されたユーザーシステムと商品ラインナップを構築したい。ユーザーはアマゾンや公式サイト、アプリ、ソーシャルメディアなどのオンラインチャネルだけでなく、オフラインの実店舗でも当社の製品を目にすることができる」と林武強CEOは話した。

今回リード・インベスターを務めたOrchid Asiaの王珏董事は、「ECに関係する海外進出ブランドでは昨年末に小型家電の『晨北科技(Vesync)』にも投資した。洪堡科技は家電製品の最も効率的な海外オンラインチャネルであるアマゾンを通じ、スポーツ・フィットネスとミニマルライフテクノロジーをベースに優れた製品と細かい運営によってシェアを拡大している。アプリでのインタラクション、ブランド運営、製品イノベーションの強化で持続的に競争力を高め、海外進出するスポーツ・フィットネスの世界的な消費者向けテック企業になって欲しい」と語った。

同社はグローバルな視野と長年にわたるグローバル市場での実務経験を有するコアメンバーが、サプライチェーン、製品、運営、ブランドのIT化と提携のシステムを構築し、経験豊富な責任者と効率的な業務グループを各所に配置することで急成長している。2019年からはスポーツ・フィットネス製品に関する知的財産権の取得に力を入れて製品の研究開発やIT化への投資を増やし、累計で200件以上の特許と30件以上のソフトウェア著作権を出願している。
(翻訳・神戸三四郎)

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