アリババクラウド事業の売上高93%増 2018年4-6月期決算
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アリババは23日(北京時間)、2018年4-6月期決算を発表した。
アリババの売上高は前年同期比61%増の約809億2000万元(1兆3200万円)。そのうちクラウド事業収入は同93%増の46億9800万元だった。同社は「高付加価値商品とサービスの売上高が伸びたほか、有料ユーザーが大きく増えた」と分析した。
アリババは大企業との提携を進め、工事や建築分野にも参入している。また、中国民生銀行に金融クラウドや災害復旧システムを提供。同社の金融クラウドは銀行のコアシステムの処理効率を4カ月で3倍高めた。
インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)も、アリババのハイブリッドクラウドソリューションを客室の予約などに利用している。
サッカーW杯ロシア大会では、アリババクラウドは動画サイトの優酷(Youku)と協業し、ハイレゾリューションの動画を提供。同期間の試合放映で、優酷の有料会員は1日平均200%増加したという。
アリババは科学技術、特に人工知能(AI)やビッグデータなどに大規模投資を続けている。4-6月期のクラウドコンピューティング事業のEBITA(利払い前・税引き前・減価償却前)の赤字は4億8800万元で、2017年同期の1億300万元から拡大した。
米国の調査機関ガートナーによると、2017年、アリババクラウドはアマゾンのAWS、マイクロソフトのAzureに次ぐ世界3位のクラウド事業者だった。2020年の世界のクラウドコンピューティング市場は4114億ドル(約46兆円)に達すると試算される。
