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SDGs推進の代替肉ベンチャー「優膾」、8億円調達

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植物由来肉を手掛ける「優膾国際集団(Youkuai International)」が、シリーズAで730万ドル(約8億円)を調達した。「TRIREC」が主導し、アリババ傘下の高級ブランド専門モール「魅力恵(MEI.com)」の共同創業者兼CEOであるThibault Villet氏をはじめ中国を含むアジアの投資家も出資した。

同社はシードラウンドとエンジェルラウンドで、ファンドや世界のラグジュアリーブランドの役員などから出資を受け、これまでに調達した資金は880万ドル(約10億円)になる。今回調達した資金はメニューの開発、提携先の開拓、消費者層の拡大、ファンのロイヤリティー向上に充てる。

優膾は蛋白源の多様化を目標に掲げ、2019年に設立。動物性タンパク質が用いられるあらゆる食品を植物由来食品に代替するソリューションを手がけ、新ブランドを立ち上げた。優膾はSDGsの提唱者でもある。

同社のメンバーは50人以上。創業者兼CEOの姚嘉誠氏はニューヨーク株式市場に上場するYEXT社の中国事業を立ち上げて社長を務めたほか、コンサルティング会社の創業経験もある。陸励勤CFOは投資銀行で10年間の経験があり、チーフクリエイティブオフィサーのDavid Laris氏は有名シェフで、環境保護の提唱者としても知られる。

現在、優膾は植物由来肉ブランド「Zrou」と、持続可能なライフスタイルを提唱するブランド「OwnWhatYouEat」の2ブランドを展開しており、今後もブランドを増やす予定だ。

姚CEOは「植物由来の代替肉メーカー『ビヨンド・ミート』などの米企業はハンバーグを主な商品としているが、中国料理は麻婆豆腐や小籠包などひき肉の用途が多いため、Zrouはひき肉をメインにしている。原料は遺伝子組み換えをしていない中国東北地方の大豆をはじめ、すべて中国産を使い、生産も中国で行っている。

企業向け業務では、Zrouはインターナショナルスクールや大手企業の食堂25カ所など全国の飲食施設100カ所以上で利用され、270万人以上がエコシステムに関わっている。今後はスーパー、ホテル、レストラン、遊園地などへも拡大する予定だ。

個人客向け業務では、Zrouはテンセントのチャットアプリ「WeChat(微信)」で植物由来肉の粗びき肉、細びき肉、ラザニアを販売中だ。今後は他のプラットフォームにも販売網を拡大する予定で、今年下半期には取り扱い商品をさらに増やす計画だ。

マーケティング戦略では、ミシュラン星付きレストランや高級ホテルと有名シェフのコラボでZrou使用メニューを開発するほか、コミュニティづくりでブランド影響力の拡大を図っている。

画像提供:優膾

陸CFOによると、今年の売上高は昨年の10数~20倍になると見込んでおり、来年第1四半期には海外向け販売も計画中だという。

今回のシリーズAについて、TRIREC共同創業者の楊学文氏は「優膾の植物由来のタンパク質食品は、動物性タンパク質の消費を減らし、カーボンフットプリントの減少につながる。優膾の主要商品Zrouはさまざまな料理に使用できる上、中国人の味覚にも合う」と話す。

エンジェルラウンドの投資家の一人は「優膾の幹部は成功した連続起業家たちで、ビジネスモデルも独特だ。消費者は楽しみながら持続可能なライフスタイルを実現できる」と指摘した。

(翻訳・二胡)

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