5G時代に脚光、無名の「世界的企業」が成都で生まれる理由

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5G時代に脚光、無名の「世界的企業」が成都で生まれる理由

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2021年モバイルワールドコングレス(MWC)上海展示会では、成都から世界に進出した企業が大活躍した。それらの企業は普段非常に慎重で、また十年一日のように科学研究に専念し、励ましあって事業を展開しており、まさに「十年一剣を磨く」を体現している。一般にはあまり知られていないが、かれらはすでに細分化された分野における「隠れたチャンピオン」になっている。

Sprouting Technology:「全無線時代」の先駆者

今年2月に開催されたモバイルワールドコングレス(MWC)では、OPPOは巻き取り式スマホを披露し、完全無線の「インダクティブ充電」が実現できることを披露した。このスマホに採用された高周波磁気共鳴無線充電技術ソリューションは、成都高新区企業の成都Sprouting Technology有限公司のものである。

Sprouting Technologyの創業者兼会長である喩易強氏によると、同社は高周波磁気共鳴結合技術の枠組みに基づいて、新世代の磁気共鳴無線充電技術–「RiCharge」を開発した。これは世界で初めて大量生産の可能性があり、国際および国内の安全規格に準拠した携帯電話のインダクティブ充電技術である。同時に、これは人類の充電方法が本格的に新紀元を迎えたことを示している。有線充電から接触充電、そして現在の中遠距離のインダクティブ充電まで、本当に自由に充電できる「全無線時代」に突入する。

過去 6 年間、Sprouting Technologyは力を合わせて事業を展開し、すでに国内無線充電分野のリーダーに成長した。

Coxsat Technology:5G新勢力「デビュー」

新しいインフラ開発が次々と進み、5G時代の到来が加速している。スタジアム、大型工場、駅などの大容量・広帯域のネットワークが必要とされる屋内会場や、賑やかな場所では、5Gミリ波の小型基地局が大いに期待される。共口径二重偏波ミリ波小型基地局を提供できる世界でも数少ないメーカーの1 つであるCoxsat Technologyは、5Gミリ波小型基地局とミリ波フェーズドアレイアンテナを備えた製品を発表した。

無名の状態から数え切れないほどの人々を驚かせるところまで、Coxsat Technologyは7年間の奮闘を経てきた。中国移動通信の5Gミリ波の国内第一候補として、Coxsat Technologyの5Gミリ波モジュールは多くの国内大手設備メーカーと提携している。2021 年において、Coxsat Technologyは商用アプリケーションに注力し、5Gミリ波および衛星フェーズドアレイアンテナ製品の商用化を実現し、数千の産業に力を与える5Gネットワークのために強力なサポートを提供する。

成都NTS Technology:「舞台裏の英雄」だけではない

成都NTS Technologyは、無線周波数通信製品の開発における長年の経験に基づいて、すでに5Gオープン基地局製品とソリューションを発表し、多くの国内外の事業者と戦略的パートナーシップを結んでいる。

5G時代の到来に伴い、NTS Technologyは自社開発のDPDアルゴリズムと高効率技術を採用し、5GホワイトボックスRRUを率先して発表し、かつ世界中の多くの主流BBUメーカーとの情報交換を実現し、5G オープン基地局製品およびソリューションを共同で発表している。また無線周波数製品の開発と産業化において豊富な経験を蓄積しており、長らく変わらない技術革新を行ってきた。

なぜ成都で生まれたのか

技術革新の「成都パラダイム」は、イノベーションのキャリア、イノベーションのプラットフォーム、人材政策、資金支援などのあらゆる側面に反映されている。

人材は第一のリソースである。成都の「人材政策」はすでに41万人以上の青年人材をこの地に定住させ、また成都も「中国最優秀人材誘致都市賞」を連続受賞している。さらに、成都は2020年グローバルイノベーションインデックスで47位にランクされた。

大学は基礎研究の重要な拠点である。大学、研究機関、企業、地方政府間の「都市開発パートナー」のための共同イノベーションメカニズムを確立し、清華大学、北京大学、上海交通大学などの18の有名大学と戦略的パートナーシップを締結し、多くの革新的なプロジェクトを集めている。

また、成都ではハイテク企業育成計画を精力的に実施している。2020年だけで、研究開発費増分補助を通じて企業の研究開発に104億6000万元、追加投資に36億800万元を投入するように主導した。

成都には、ゆっくり着実に物事を進める姿勢で、絶えず技術的難題を突破しているハイテク企業が数多く存在している。イノベーション駆動は、常にこの都市の今後の発展を目指す選択とコンセンサスとなっている。

(編集・校正:永井麻生子)

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