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出前アプリの美団が配車サービス再参入。滴滴失速の隙突く

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生活サービス大手「美団(Meituan)」傘下の配車サービス「美団打車( Meituan Dache)」が今月9日、リニューアルしたアプリを主要アプリストアでリリースした。美団打車アプリは、2019年5月に廃止されていた。同アプリでは、一般のドライバーが運転する車のほか、ハイヤー、タクシーが手配できる。

美団打車アプリは、北京、上海、成都、広州、深圳など100以上の都市でサービスを提供する。

ネット配車最大手の「滴滴出行」による個人情報の収集と使用に関する違法行為を理由に、中国当局は今月4日、アプリストアから滴滴を除外するよう命じた。

同アプリを開くと、まずサービス規約とプライバシーポリシーが表示される。冒頭の3項目で特にプライバシー問題を強調しており、ユーザーの不安を払拭しようとしているのが見て取れる。

今回再リリースされた美団打車アプリも、美団アプリ内の配車サービスも表示画面は同様で、初めてアプリを利用するユーザー限定のクーポンが乗車・降車地点の入力画面上部に表示される。

多くの北京在住のユーザーが今月8日以降、美団打車から新規ユーザー紹介キャンペーンの情報を受け取っている。美団は、キャンペーンによりユーザーの増加とシェアの拡大を狙っているようだ。

美団打車アプリでは、自社が契約する車以外に他のプラットフォームの車も手配可能だ。アプリでは一つのルートに対し複数の配車プラットフォームの料金が表示され、美団の料金は高めだ。美団には不利になるので、いずれこの機能は変更されるかもしれない。

美団以外の多くの配車プラットフォームもSNSアプリ「WeChat(微信)」、ショート動画アプリ「快手(Kwai)」、「抖音(Douyin、TikTok中国版)」など利用者の多いプラットフォームで大量の広告を流し、ユーザーの取り込みを図っている。このほか、各社は運転手のほか、プラットフォームの開発者や運営者を募集している。

また、車両の確保が競争の鍵を握るため、熾烈な車両の争奪戦も繰り広げられている。配車サービスは自社で資産を持たず、契約車両を多く抱えることが重要だ。「この点に先に気付いた者が勝つ」とある業界関係者は話す。

最後に勝つのは誰か。結果がわかるにはなお時間が必要だ。

(翻訳・二胡)

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