京東が1.6兆円をお買い上げ!国際輸入博覧会、引き続き旺盛な輸入品ニーズ鮮明に

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中国EC大手が、海外製品の輸入に関する巨額契約にサインした。

京東集団(JD.com)は11月5日、中国・上海で開幕した「中国国際輸入博覧会」期間中に1000億元(約1兆6400億円)規模の海外製品を仕入れると発表した。なお、家電量販大手の蘇寧易購集団(Suning.com)は150億ユーロ(約2兆円)規模、アリババグループ(阿里巴巴集団)は今後5年間で2000億ドル(約22兆円)規模の海外製品を輸入・販売するという。

すでに京東と契約した海外ブランドには、米デル、独Miji、ロバート・ボッシュ、伊デロンギのほか、日本からはマランツ、タイガー魔法瓶などが含まれる。京東が今年2月1日から6月末にかけて同博覧会への出展募集をかけたところ、119ブランドから応募があったという。

中国商務部が今年5月に発表した「主要消費財需給状況統計調査分析報告」によれば、消費者の輸入品に対するニーズは大きく、消費に占める輸入品の割合が30%以上という消費者が調査対象者の2割を超えた。特にオンラインショッピングでは時間や場所の制限がないので、世界各地の商品を簡単に購入できる。

京東の副総裁で、ビッグデータ・スマートサプライチェーン事業を統括する裴健氏は「海外ブランドにスマートサプライチェーン、ブロックチェーン技術などを提供し、ブランド価値の向上に向けてサポートする」と述べ、その例として、2013年の京東と米クアルコムの戦略的パートナーシップによる成果を紹介した。

また、同社は同博覧会のフォーラムで「2018年中国輸入マニュアル」を発表。

京東は国内製品だけでなく海外製品の輸入・販売にも注力しており、 2016年から2018年の海外製品の取扱数は150%以上の伸び。また、同社の海外商品購入者数も2016年から2017年で37.1%増加するなど、 取扱数・購入者数ともに拡大を続けているという。

2018年上半期の中国越境EC輸入取引規模は1兆300億元となり、前年同期比で19.4%増加。 通年では1兆9000億元まで到達する見込みだ。
(翻訳・飯塚竜二)

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