家庭用AIロボット開発の「Trifo」、シリーズAで13億円調達

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家庭用AIロボット開発の「Trifo」、シリーズAで13億円調達

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家庭用AI(人工知能)ロボットを開発する「Trifo(遠弗科技)」がシリーズAで1100万ドル(約12億5000万円)を調達した。ウォールデン・インターナショナル、マトリックス・パートナーズ・チャイナ、サムスン・ネクスト、清華AI産業基金が出資し、調達した資金は新しいAIロボットの開発に投じられるという。

2016年に設立されたTrifoは、感知・認知・意思決定などができるロボットやソフトウェアを家庭向けに開発している。同社のロボットは環境を感知し、人との交流から学習することで、ユーザーをサポートし、家庭環境を向上させる。

同社は家庭用AIロボットの開発に注力するため、ビジュアルインテリジェンス企業「PerceptIn」から独立。PerceptInは米中に拠点を有し、モバイル端末向けAR(拡張現実)、ロボット及び低速自動運転車向けの各種ソリューションを提供するBtoB企業だ。

Trifo初のロボットは近々市場に登場するが、すでに次世代ロボットのテスト段階にも入っている。同社は、ロボットのソフトウェアとハードウェアに関して、自己位置推定と環境地図作成のアルゴリズム、障害物回避のアルゴリズム、深度センサーによる物体認識アルゴリズム、セキュリティモニタリング、 人とのインタラクティブなコミュニケーションなど40以上の特許を米国と中国で取得している。さらに、米中欧州で70件以上の特許を申請済みだ。

また、「ICRA(ロボット工学とオートメーションに関する国際会議)」と「IROS(知能ロボットとシステムに関する国際会議)」では、SLAM技術に関する論文も発表している。

Trifoの二眼視覚慣性コンピューティングモジュール開発者向けパッケージ「Ironsides」は、すでに300の学校、企業、開発者が採用している。一眼タイプの「Ironpie」は、すでに多くのロボットメーカーに採用されており、年末には関連製品が登場する予定だ。

同社はシリコンバレー、深圳、北京の3カ所に拠点を構える。40名以上の従業員の多くには、米国や中国の有名大学卒業後、マイクロソフト、インテル、Magic Leap、UBTECH(優必選)、DAQRIといった世界的IT・テック企業での経験がある。
(翻訳・飯塚竜二)

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