アリババグループが大幅な組織改革、ポスト「ジャック・マー時代」の基礎固めへ

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アリババグループが11月26日付で大幅な組織改革を発表した。ダニエル・チャン(張勇)CEOが同日、社内に宛てたメールで明らかにしたもの。ジャック・マー(馬雲)会長の引退表明後、初の組織改革で、今後5~10年を見据えた組織固めや指導力強化を行う。

具体的な組織改革の内容は以下の通り。

■アリババクラウド事業グループは、アリババクラウドスマート事業グループに改称。CTO(最高技術責任者)の張建鋒氏が総裁を兼任する。

■EコマースのB2Cサイト天猫(Tmall)は、大天猫に改称。天猫事業グループとネットスーパー事業を統括する天猫超市事業グループ、商品の輸出入を統括する天猫進出口事業部の3部署を設ける。天猫事業グループは靖捷総裁が留任、天猫超市事業グループは前CEOアシスタントの李永和氏が総裁に就任、天猫進出口事業部は劉鵬総経理が留任した。

■ニューリテールを推進する新零售技術事業グループを新設。B2B、C2C、B2C各事業の技術面を統括する。総裁には天猫技術部の前責任者・呉沢明氏が就任した。

■傘下の物流サービス企業・菜鳥網絡(Cainiao Network)には、スーパーマーケットを手がける超市物流グループと、輸出入を手がける進出口物流グループを新設した。

■アリババ人工知能実験室(Alibaba AI Labs)は、創新業務事業グループが吸収した。

■インターネット広告取引プラットフォーム阿里媽媽(Alimama)の総裁に、張憶芬氏が就任した。

■エンターテイメント事業を手がけるアリババ大文娯事業グループの総裁(輪番制)に、樊路遠氏が就任した。

23日、米株式市場の取引終了時、アリババの株価は150.33ドル。時価総額はフェイスブックを上回り、米上場企業としては世界5位のテック企業となった。
(翻訳・愛玉)

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