中国の自動車消費指数、10月は66.1 チップ不足やや緩和

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中国の自動車消費指数、10月は66.1 チップ不足やや緩和

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【新華社北京11月5日】中国汽車流通協会(CADA)がこのほど発表した10月の自動車消費指数は66.1だった。同協会によると、半導体チップ不足はやや緩和しているものの、自動車市場は基本的に供給によって需要が決まることから、全体的に市場需要の先送りと累積が続いている。ただ、供給不足がやや緩和されることで、市場では需要が部分的に解放されている。第4四半期(10~12月)に入って、ディーラーは実績を上げるために販促を強化しており、自動車販売台数は供給の増加を受けて、第3四半期(7~9月)を上回るとみられる。

サブ指数では、需要サブ指数は前月を上回る78.9だった。11月の自動車市場は需要の増加傾向が続くものの、引き続き供給不足の影響で先送りされるとみられる。来店サブ指数は74.9で前月をやや上回った。ディーラーの販促イベントも増え、来店者数が増加した。購買指数は78.7で、11月の消費者の購買意欲はやや弱まる見通し。現在、複数の地域で新型コロナウイルス感染症が人々の消費意欲に影響を与えている。このほか、供給不足による車両価格の値上げや納期の延長などが原因で、消費者の購買意欲も後退している。

チップ不足の問題はやや緩和されていることから、自動車メーカーの生産量が回復すれば、自動車消費もやや増加する見通し。ただし、全体的に見れば、市場需要は11月も依然として供給側の影響を受けることから、販売台数は10月をやや上回る程度にとどまるとみられる。

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