カロリーデータを可視化。出前弁当「維小飯」、アプリでメニューを自動設計

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カロリーデータを可視化。出前弁当「維小飯」、アプリでメニューを自動設計

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成分データを「見える化」したファストフードブランド「維小飯(Weixiaofan)」がシリーズAで約1億元(約18億円)を調達した。「天図投資(Tiantu Capital)」の単独出資で、調達した資金は市場開拓に充てられる。

広東省深圳市、広州市で健康的な食事を提供する維小飯は、「データが見える」ファストフードの新たな選択肢だ。革新性は商品の見た目にも現れており、白の弁当箱は炭水化物を、緑の弁当箱は野菜を、赤の弁当箱はタンパク質を表しており、スモールポーション(少量)の弁当を提供して独自性を際立たせている。

商品の納品方法も革新的だ。従来のデリバリー方式に加え、ピックアップステーションでの受け取り方式も提供する。市内の主要オフィスビルに宅配ボックスを置き、購入者が自分で商品を受け取りに来られるほか、空の弁当箱をここで回収する。

「データの見える化」によるイノベーションは主に商品形態に現れている。すべての商品にはタンパク質、脂質、カロリー、塩分、食物繊維、重量などの成分データが明記される。さらに、顧客個人の状態や需要に合わせた食事内容のカスタマイズも可能だ。顧客が身体データや食事に関する要求・目的(体型維持、腹八分目の実践、アレルギー除去食、糖質制限、脂質制限、減塩など)をアプリに入力すると、アルゴリズムが個々に合わせた栄養基準やメニューを自動で設計する。

維小飯の運営企業は中国初のデジタル化ファストフードを手がける「維士智慧健康管理(weis)」。2019年3月に設立され、他社の多くの半調理品や調理済みのお総菜と異なり、開発、加工、調理、包装、検査、倉庫保管までのフルプロセスの製造機能を備えたセントラルキッチン(集中調理施設)を自社で構築し、全面無菌操作とコールドチェーン(冷蔵物流)を実現した。商品の加熱を行うラストワンマイル配達の拠点でも料理が汚染されることはない。

セントラルキッチンでの調理を終えた後、維小飯のスモールポーション弁当はセントラルキッチンからコールドチェーン、エンドユーザー用のピックアップステーションという自社ルートを経てユーザーに届けられる。現在の登録ユーザー数は25万人、デイリーアクティブユーザー数は1万8000人で、ピックアップステーションは約60カ所に広まっている。

創業者の魏強氏によると、維小飯はデジタル化を活用して都市部のホワイトカラー層がファストフードに対して抱く不安を解消する。1食のカロリーを明示するなど、データを可視化することでカロリー過多などに対する彼らの不安を取り除くのだ。

今後の成長については二つの方向性を考えているという。一つ目はデータを可視化するサービスの範囲を徐々にファストフードから飲料、軽食、サプリメントなどへ拡大していくこと。健康関連食品に加え、健康関連データの価値を深め、サービスの価値や売り上げ、競争力を高めていく。

二つ目は深圳市、広州市でピックアップステーションを引き続き増設していくこと。ピックアップステーションは商品の受け渡し機能を有しているだけで業務を行う施設ではないため、製造、運営、立地、マネジメント上の制約を受けずに拡張でき、外食の他業態に比べてもスピーディーなチェーン展開が可能だ。
(翻訳・愛玉)

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