中国ネット配車最大手「滴滴」、21年7~9月に減速 香港上場を推進

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中国ネット配車サービス最大手の「滴滴出行(DiDi Chuxing)」が12月30日、2021年第2四半期(3~6月)および第3四半期(7~9月)の業績(いずれも未監査)を発表した。

第2四半期における同社の総収入は482億元(約8746億円)、第3四半期は、前四半期比11.48%減の427億元(約7748億円)だった。

収益の構成要素別に見ると、第2四半期の総収益のうち、中国国内の配車関連事業(配車予約サービス、タクシー、運転代行サービス、ライドシェアなど)の売上高が448億元(約8129億円)、国際事業(海外での配車サービスおよびフードデリバリーなど)が8億元(約145億円)、その他事業(シェアバイク、eバイク、カーサービス、運送、自動運転、金融サービスなど)が26億元(約471億円)だった。

また第3四半期の総収入のうち、上記3事業の売上高は、それぞれ中国国内の配車関連事業が390億元(約7076億円)、海外事業が10億元(約181億円)、その他27億元(約489億円)だった。

次いで、2021年第2四半期における、非GAAPベースの調整後EBITAは、前年同期が2億元(約36億円)の利益だったのに対し、23億元(約417億円)の損失を計上した。内訳は、中国国内の配車関連事業が17億元(約308億円)の利益、国際事業が12億元(約217億円)の損失、その他事業が28億元(約508億円)の損失だった。

また第3四半期の調整後EBITAは、前年同期が1700万元(約3億円)の損失だったのに対し、75億元(約1360億円)の損失となった。内訳は、中国の配車関連事業が2900万元(約5億円)、国際事業が18億元(約326億円)、その他事業が57億元(約1034億円)の損失を、それぞれ計上した。

同社は、業績の発表と同時に、ニューヨーク証券取引所(NYSE)への上場廃止および香港上場の開始に関連する情報を再度開示した。この件については、すでに12月3日、同社の董事会がNYSE上場廃止を支持した上で、具体的な作業を進めていくことを承認し、あわせて香港証券取引所メインボードへの上場準備作業を開始する権限を付与したことを発表していた。

(36Kr Japan編集部)

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