バイトダンス、メタバースアプリをテスト中 新形態のSNSに挑戦

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バイトダンス、メタバースアプリをテスト中 新形態のSNSに挑戦

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短編動画アプリTikTokを運営するバイトダンス(字節跳動)が、新たなアプリとしてメタバースで展開するSNS「派対島」をテスト中だ。36Krの傘下メディア「Tech星球」の取材でわかった。メタバース関連としては同社初、中国の大手インターネット企業としてはバイドゥ(百度)の「希壤」に続く2つ目のプロダクトとなる。

派対島(日本語で「パーティーアイランド」の意)はオンライン上に設けられた3Dの仮想空間で、リアルタイムで活動するコミュニティだ。ユーザーは自身のアバターを使っていつでも友だちとでかけたりおしゃべりをしたり、一緒にオンラインイベントに参加したりして、思いもしなかったような仲間意識や一体感を味わえる。

TikTok中国版「抖音」のアカウントや携帯電話番号でのログインに対応するが、テスト段階の現在は招待コードが必要だ。ログイン後、ユーザーは仮想世界でのもう一人の自分としてアバターを作成しなければならない。自分の好みに合わせて見た目を設定すると、アバターが派対島の世界で活動する。

派対島の「見つける」ページでは、映画を見る、おしゃべりする、勉強するなどのパーティー(アクティビティ)が表示される。ユーザーは参加したいパーティーに参加し、他のユーザーとコミュニケーションを取ったり、気の合いそうなユーザーと友だちになることができる。

パーティーでは没入体験が楽しめる。例えばコンサートに参加すると、ゲーミングプラットフォームROBLOXと同様、リアルタイムで繰り広げられるパフォーマンスが楽しめるほか、他のオーディエンスとおしゃべりもできる。

派対島には「小島」機能も設けられている。チャット情報リストに相当し、友だちやグループの情報を確認できるほか、友だちの追加や、グループチャットの作成ができる。

派対島の誕生はバイトダンスにとって重要な意義を持つ。意義の一つは、同社がSNSでの模索を諦めていないという対外的アピールになること、もう一つはメタバースを利用して新たなSNSの可能性を探れることだ。

大手会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)の推計では、メタバース関連経済はこれから大幅に成長し、市場規模は2030年までに1兆5000億ドル(約171兆7000億円)に達する。メタバース事業に着手済みの米ゲーム開発大手Epic Gamesは評価額を倍にし、ROBLOXの時価総額も1年で10倍増しとなった。Meta(旧フェイスブック)やマイクロソフトの時価総額もそれぞれ再び1兆ドル(約114兆4500億円)、2兆ドル(約228兆9000億円)を突破し、メタバース熱は中国にも伝播している。

中国ではバイトダンス以外にネットイース(網易)、バイドゥ、ウェイボ(微博)、ビリビリ動画(bilibili)などがメタバースに注目し、関連プロダクトをリリースした。中国のインターネット業界では大部分のジャンルが頭打ちを迎えつつあり、多くの企業が先を争うようにメタバースに参入している。
(翻訳・山下にか)

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