BMWも!アリババのAI音声アシスタントを搭載

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BMWとアリババは米ラスベガスで開催された「CES 2019(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」で、アリババのAI音声アシスタント「天猫精霊(Tmall Genie)」を搭載したコネクテッドカーを2019年10月から中国市場向けに発売すると発表した。BMW3シリーズ、5シリーズを含む全主力モデルが天猫精霊の音声対話およびAIサービスに対応する見込みだ。

天猫精霊の実装により、BMWのオーナーは自宅のスマートスピーカー(天猫精霊)を通じて、自宅にいながら自動車のエアコンの電源を入れたり、ドアロックやサンルーフを開閉したり、ルート案内やスケジュールを呼び出したり、走行距離や残燃料を確認したりできる。逆に、車内からは自宅のロボット掃除機やテレビ、エアコンなどのスマート家電をリモート操作できるようになる。

今回の提携はBMWとアリババ・エコシステムの融合も意味しており、BMWオーナーはアリババ・エコシステムの全サービスを享受できるようになる。例えば、車内でアリペイや天猫(Tmall)、タオバオ、地図アプリ「高徳地図(amap.com)」、動画サービス「優酷(Youku)」、音楽サービス「蝦米音楽(XIAMI MUSIC)」などさまざまなサービスへのアクセスが可能になる。車内にいながら、自宅にいるのと変わらないサービスを利用できるのだ。

現在、車載音声アシスタントの分野は、アリババの天猫精霊以外にもアマゾンのAlexa、Googleアシスタント、バイドゥのDuerOS、iFlytekの飛魚OSなどが存在しており、競争も激化。コネクテッドカーにおける音声アシスタントの重要性が拡大している。

BMWグループのデジタル製品・サービス部門のシニアバイスプレジデントDieter May氏は「天猫精霊とBMWの機能の融合によって、デジタルエコスシテムを構築し、便利でスピーディーなサービスをオーナーに提供していく。自動車とAIの融合という面では、BMWは中国で新たな節目を迎えることができた」と満足げに語った。

なお、アリババが自動車メーカーと提携するのは今回が初めてではない。2018年4月、アリババはボルボ、ダイムラー、フォルクスワーゲン傘下の量産車に天猫精霊を搭載することを発表。すでに前出の高徳地図や車両遠隔監視システム「斑馬智行」などで提携していたアウディ、リンカーン、ジャガー・ランドローバー、キャデラック、ポルシェなどに加えて、アリババと提携する自動車メーカー/ブランドは増え続けている。今回のBMWとアリババの提携は、コネクテッドカー時代のAI音声アシスタントの普及をさらに加速させることになるはずだ。
(翻訳・飯塚竜二)

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