「資本さえあれば状況は上向く」36KrがVClub(投資機関クラブ)を発足

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「資本さえあれば状況は上向く」36KrがVClub(投資機関クラブ)を発足

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中国のスタートアップを数多く紹介し、彼らの認知度向上や資金調達への道筋をつけてきた36Krは先月8日、設立8周年を迎えた。2018年はスタートアップに出資する投資機関にも数多くコンタクトをとり、正式に「36Kr VClub(投資機関クラブ)」を発足させるとともに、国内の主要投資機関の8割と提携した。「スタートアップの黄金時代は終わった」とも言われるが、資本力がつけばつくほどスタートアップを取り巻く環境は改善するからだ。2018年に36Krが行ってきた報道や活動などの一部を紹介する。

関連の報道やイベント

投資機関に関する報道

インタビューを含め160本の記事を公開。

投資機関ランキング

36Krベンチャーキャピタル研究院が独自にまとめたランキングを18本発表した。微信(WeChat)経由だけでも、総閲覧数は数百万ビューに上る。「バーティカル市場を対象とする投資機関」「スタートアップ創業者に最も人気の投資機関・投資家」「リミテッドパートナーに最も人気の投資機関、投資家」「U36の投資家」などの定番ランキングも生まれつつある。

投資機関に関するイベント

昨年9月に開催した「資本大錬金時代―2018年中国投資家未来サミット」では、国内の一線で活躍する投資機関や約100人の著名投資家が集結。スタートアップ創業者に最も人気の投資機関・投資家の上位100人などを選出した。

「2018年中国投資家未来サミット」に登壇した「今日資本(Capital Today)」徐新総裁、「GGVキャピタル」マネジングパートナーJixunFoo氏など

VClub投資機関クラブについて

・2000件以上の応募の中から厳選した約200機関を、36KrVClub会員として迎え入れた。
・アナリストが選出した優れた創業プロジェクトと投資機関を結ぶイベントを12回開催。毎回100人以上の投資家が出席した。
・104の投資機関による案件463件を支援。さらに、これらの次ラウンドへの展開を支援した。
・セコイアキャピタルが設立したシードファンドの発表イベントを、オンラインとオフラインの両面から支援した。
・「元璟資本(Vision+ Capital)」と共同でオフラインのプライベートサロンを開催。テーマは新消費、越境ECなど多くの起業家にとって関心の高いものを選んだ。
・康佳之星(KKSTAR)傘下の「康佳創投」と共同でイベントを開催。国有資本と民間投資機関の交流を促進した。

セコイアキャピタルチャイナのシードファンド創設発表イベント
康佳之星の創設記念イベント
元璟資本のオフラインサロン(写真右は「餓了麼(Ele.me)」創業者、張旭豪氏)

2019年の目標

国内の資本力をさらに活かし、中国のイノベーティブな未来を実現するために尽力する。

具体的には、VCだけではなくプライベートエクイティや戦略的投資家、ファンドオブファンズ、証券会社などとも提携して、投資機関としてより幅広いエコシステムを構築することを目指す。公平・公正の立場を守りながら、より豊富な内容で投資機関ランキングも展開していく。VClubの会員も引き続き広く募集していく。

さらに、資本と資本、資本と起業家をつなぎ、多くの企業家がよりよい条件で出資を受けられるように支援する。
(翻訳・愛玉)

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