小型ランジェリー専用洗濯機でヒット、日本にも展開するスマート家電「EZVALO」が約36億円調達

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

スタートアップ注目記事

小型ランジェリー専用洗濯機でヒット、日本にも展開するスマート家電「EZVALO」が約36億円調達

7月1日より、これまで36Kr Japanのメディアで提供していた記事のうち、一部スタートアップ企業に関するニュースについては、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」の会員限定で提供します(初期段階では無料会員も対象とします)。まだ登録されていない方は、ぜひそちらをご利用ください。

原文はこちら

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

スマート家電メーカー「広州奕至家居科技(EZVALO Technology)」がこのほど、シリーズBで「容億投資(Rong Yi Investment)」や「明道投資(Mingdao Investment)などから約2億元(約36億円)を調達した。調達した資金は新製品の開発と海外での事業展開に充てるという。これまで数回実施した資金調達には、セコイア・キャピタル・チャイナや「復星鋭正資本(Fosun RZ Capital)」などの有名投資機関も参加した。

同社は2018年設立。本社を広東省広州市に置き、先進的でスタイリッシュなスマート家電を開発している。照明中心に部屋の雰囲気づくりに特化した「EZVALO(幾光)」と、デリケートな衣類の手入れに特化した「daily neaty」の2ブランドを展開している。ターゲットは大都市在住の27〜35歳の女性。

創業者の何灼文氏は「家族構成が変わり、人と時間・空間との関係も変化した。部屋は狭くなり、自宅で過ごす時間も短くなった。『両手を解放したい』というニーズも生まれている」と説明した。

「EZVALO」の製品が置かれた室内

EZVALOからは、照明器具、スマートスピーカー、アロマディフューザーの3シリーズを発売している。照明器具は、ワイヤレスのキャビネットライトやデスクランプ、スマートフォンの充電もできる多機能ライトなどがそろう。クローゼットやキッチン、リビングルームなど活用シーンもさまざまだ。スマートスピーカーはいずれもブルートゥース対応で、スタイリッシュな「彫塑家」、自然の音を再生してくれる「Aegle」に加え、スピーカーとスマホ充電パッド、加湿器、常夜灯の4点セットの3種類。ライト付きアロマディフューザーは、人感センサーで香りの濃さを切り替えてくれる。蘇州博物館とのコラボバージョンなども限定発売している。

EZVALOの商品は、2020年11月の「独身の日セール(双11)」と21年6月の「618セール」のスマート照明部門で売上高トップを記録した。

「EZVALO」のスマートスピーカー「彫塑家」

衣類の手入れに特化したブランドdaily neatyは、先進の技術でユーザーを面倒な家事から解放する。最初の製品「ランジェリー専用ドラム式洗濯・乾燥機」は、コンパクトながら全自動で洗濯・乾燥・仕上げまでこなす。ファッション誌「ELLE CHINA」が主催する「ELLE Beauty Star Award 2021」では「ファッションライフ・イノベーション賞」を獲得した。

ランジェリー専用ドラム式洗濯・乾燥機の開発には、数千万元(数億円)の資金を投じ、2年近くをかけたという。業界を知り尽くした複数の専門家が参画し、200件近くの特許を取得して、超小型ドラム式洗濯・乾燥機に除菌機能やしみ抜き機能などを追加した。洗濯完了後30分以内にランジェリーが取り込まれなければ、自動的に送風・換気システムが作動するため、うっかり寝てしまっても安心。プログラム制御で洗剤の量もコントロールしてくれるので、ユーザーが量を調節しながら洗剤を入れる必要もない。

「daily neaty」のランジェリー専用ドラム式洗濯・乾燥機

EZVALOは、天猫(Tmall)や京東商城(JD.com)、唯品会(VIP.com)、拼多多(Pinduoduo)など大手電子商取引(EC)プラットフォームのほか、動画投稿サイト「抖音(Douyin)」が手掛けるECプラットフォームにも出店している。書店や空港内店舗、家電量販店など実店舗1000店以上でも商品が販売されている。21年には、ファーウェイ(華為技術)の独自OS​​「HarmonyOS」および家電向けプラットフォーム「HiLink」と共同エコシステムの構築を開始し、すでにスマート製品2機種を発売した。

EZVALOは20年に海外進出を開始し、現在は米国やドイツ、オーストラリア、スペイン、日本、韓国、ニュージーランドなどで事業を展開している。主力商品の「スマートデスクランプ」と「ミュージックベッドサイドランプ」は、米アマゾン・ドット・コムのECプラットフォームの複数のカテゴリーで売れ筋ランキング10位以内に入っている。

同社の売上高はすでに数億元(数十億円)に達しており、21年は前年比150%増を超える急成長を見せたという。同社は今後、全自動・ワイヤレス・機能の集約の3点でイノベーションを進める方針。また、機械の構造やセンサー技術、リチウム電池の管理技術に加え、見る・聞く・触れるといった感覚を融合させる技術のイノベーションも引き続き模索していくという。

(翻訳・田村広子)

7月1日より、これまで36Kr Japanのメディアで提供していた記事のうち、一部スタートアップ企業に関するニュースについては、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」の会員限定で提供します(初期段階では無料会員も対象とします)。まだ登録されていない方は、ぜひそちらをご利用ください。

原文はこちら

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録