中国EVメーカー、駆動用バッテリー調達先を拡大。蔚来汽車・小米汽車、BYD系を採用か

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中国EVメーカー、駆動用バッテリー調達先を拡大。蔚来汽車・小米汽車、BYD系を採用か

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電気自動車(EV)大手比亜迪(BYD)傘下で駆動用バッテリーを手掛ける「弗迪電池(FinDreams Battery)」が、新興自動車メーカー市場を積極的に開拓している。スマートフォン・家電メーカー、シャオミ(小米)グループ傘下の「小米汽車」や「蔚来汽車(NIO)」だ。消息筋は「蔚来が比亜迪のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用することで、春節前に合意している」と話す。

自動車業界では自動車メーカーがサプライヤーに業務提携の意向を伝えると、製品のテストが行われ、重大な問題がなければ大量に仕入れる。

比亜迪の王伝福董事長が蔚来の工場を見学し、蔚来の李斌CEOが同行している写真が3月初めSNSで流れたが、提携の公表時期について蔚来幹部に近い人物は、提携は新しい形になるとしながらも時期については明言しなかった。

小米汽車も弗迪電池と業務提携で合意した。小米汽車が初めて発売するEVは400Vと800Vの2モデルがあり、低スペックの400Vモデルには比亜迪の電池を、高スペックの800Vモデルにはおそらく中国のリチウムイオン電池最大手「CATL(寧徳時代新能源科技)」の製品を使う予定だが、詳細は未定だ。

比亜迪はこれらのEVメーカーとの提携にこぎ着けるため多くの優遇措置を用意したとされるが、36krの問い合わせに対し、同社および蔚来、小米汽車はいずれも公表できる情報はないと回答した。

蔚来は、販売台数の増加に伴い電池の需要が増大している。さらなる市場シェア拡大のために15万~30万元(約290万~570万円)の新ブランドを立ち上げる計画だ。蔚来の駆動用バッテリーはCATLが独占的に供給していたが、蔚来の李CEO は電池が生産能力を制約する要因の一つであるため、業界では複数のサプライヤーと提携して生産能力を確保するようになったと話している。

例えば、「小鵬汽車(Xpeng Motors)」はCATL、「億緯鋰能(EVE Energy)」、「中創新航(CALB)」、「欣旺達(SUNWODA)」などの駆動用バッテリー会社と提携しており、さらに、大手自動車メーカー「長城控股集団(Great Wall Holding Group)」傘下で車載バッテリーを手掛ける「蜂巣能源科技(SVOLT Energy Technology)」とも提携を進めている。

駆動用バッテリーは新エネルギー車産業のなかでも急速に成長した市場で、CATLは三元リチウム電池と高エネルギー密度路線で急速に台頭し、いまや車載バッテリー搭載量(容量ベース)は世界トップで、時価総額は1兆元(約19兆円)を上回る(3月25日時点)。新エネルギー車の需要拡大に伴い、弗迪電池、中創新航、「国軒高科(Gotion High-Tech)」、蜂巣能源などの駆動用バッテリー会社は市場開拓を加速している。

比亜迪は2020年3月、駆動用バッテリー事業を独立させて弗迪電池を設立し、販売を加速すると発表した。比亜迪はリン酸鉄リチウムイオン電池の技術を蓄積してきたが、新エネルギー車に同電池が採用されたことは比亜迪にとってチャンスになる。

リン酸鉄リチウムイオン電池は低コストと安全性で有名だが、低温下での性能とエネルギー密度で劣るため、電池会社は構造設計により性能を改善している。例えば、比亜迪が20年に発売したブレードバッテリーは、改良によりエネルギー密度が三元リチウム電池に相当する140Wh/kgになった。

シャオミ、バイドゥ(百度)、ファーウェイなどのIT大手が新エネルギー車に参入し、競争が激化している。こうした動きは製品、価格、生産能力、さらにはサプライチェーンにも影響を及ぼし、駆動用バッテリー市場の構図に変化をもたらしている。

(翻訳・36Kr Japan編集部)

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