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インドの高等裁判所がこのほど、中国シャオミ(小米)がインド国内の銀行口座に保有する555億ルピー(約940億円)を凍結するとのインド当局の決定を保留としたことが分かった。ロイター通信が5月6日、関係者2人からの情報を基に報じた。
インド政府の金融犯罪対策機関である執行局(ED)は4月30日、シャオミのインド法人で非公開有限責任会社の「Xiaomi Technology India Private Limited」が、555億ルピー相当の外貨をロイヤルティーの支払い名目でシャオミを含む外国法人3社に送金していたことが判明したため、同社の銀行口座を差し押さえたと発表していた。
シャオミは「ロイヤルティー支払いと銀行への報告は、いずれも合法的で真実だ」と不正行為を否定。執行局の決定を不服として、インド南部カルナタカ州の高等裁判所に提訴していた。
同裁判所は5月5日、シャオミ側弁護士の意見陳述後、執行局の決定を保留としたという。6日時点で、裁判所の命令書は公開されていない。
(36Kr Japan編集部)
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