バイトダンス、米国市場でメタに挑む 傘下のVRデバイス「Pico」に組織拡充の動き

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

大企業注目記事

バイトダンス、米国市場でメタに挑む 傘下のVRデバイス「Pico」に組織拡充の動き

続きを読む

動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国IT大手のバイトダンス(字節跳動)が現在、仮想現実(VR)分野に多額の資金を投じ、米国市場でメタ(旧フェイスブック)に挑もうとしている。

米テック系ニュースメディア「Protocol」によると、バイトダンス傘下のVR(仮想現実)デバイスメーカー「Pico Technology(小鳥看看科技)」がすでに、米国西海岸でスタッフ募集を開始しているという。

ビジネス特化型SNS「LinkedIn」で確認したところ、Picoがサンフランシスコ・ベイエリア、シアトル、サンディエゴで40以上のポストを募集していることが分かった。その大半がVRおよびAR(拡張現実)コンテンツの開発部門「Pico Studios」に関するもので、同部門の責任者やVRゲーム戦略の責任者、海外コンテンツエコシステムの責任者とオペレーションマネージャー(OM)などが含まれていた。また、バイトダンスはすでに米国スタッフの一部をTikTokからPicoに異動させている。Tiktokでコンテンツ・パートナーシップの構築に注力してきた事業開発責任者のSally Wang氏もその1人だ。

巨大な仮想空間「メタバース」が大きな注目を集める中、VRはメタバースへの入り口として有望視され、再び脚光を浴びている。市場調査会社Statistaは、2024年までに世界のVR/ARの市場規模は121億ドル(約1兆5000億円)を超えると予測する。

バイトダンスは21年、Picoを中国VR業界では過去最高額となる15億ドル(約1900億円)で買収した。買収前のPicoの大株主は中国音響機器ODM(受託製造メーカー)の「Goertek(歌股份)」だった。興味深いことに、Goertekはメタ傘下のVRデバイスメーカー「Oculus」のODMでもある。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録