中国「理想汽車」のEVでまた発火事故 原因は調査中

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中国「理想汽車」のEVでまた発火事故 原因は調査中

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中国の新興電気自動車(EV)メーカー「理想汽車(Li Auto)」の車両が11月5日、発火事故を起こしていたことが分かった。ネットユーザーによると、成都市新都区を走る高速道路の緊急レーン上で、同社の多目的スポーツ車(SUV)「理想ONE」から出火し、煙が出たという。事故の原因や詳しい状況については、まだ公表されていない。

事故の様子

理想汽車のEVで同様の事故が起こったのは、今回が初めてではない。今年2月には、充電していない状態で駐車中の理想ONEから自然発火した火災と、道路上のコンクリート製橋脚に衝突して発生した火災の、合わせて2件の事故が発生している。

8月には今回と同様、四川省の高速道路上で理想ONEが発火した。報道によると、事故当時は雨が降っており、高速道路の衝突壁に接触したため、車両の右側のドアがうまく開かなくなっていたという。車両後部が激しく燃え、鎮火後は骨組みしか残らなかった。

中国EVの理想汽車、高速道路で車両火災 事故原因は調査中

この時の事故について理想汽車は、調査の結果、レンジエクステンダーシステムとオイルシステム、電気系統などは正常で、ショートやオイル漏れはなかったとした上で、火災は車両の品質問題によって引き起こされたのではないとの見解を示していた。

11月初めに発表された同社の10月の新車納入台数は前年同月比31.4%増の1万52台で、今年7回目の月間1万台超えとなった。

(36Kr Japan編集部)

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