中国、無人清掃車の大規模運用へ。有力新興企業、好機に備え資金調達

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中国、無人清掃車の大規模運用へ。有力新興企業、好機に備え資金調達

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無人清掃車を手がける「雲創智行(Yunchuang Zhixing)」がこのほど、プレシリーズA+で資金を調達した。IT大手百度(バイドゥ)傘下の「百度風投(Baidu Ventures)」が単独で出資した。調達した資金はさらなる研究開発に用いられ、無人清掃車の事業拡大や各シナリオへの応用を進めるという。

雲創智行の白雲竜CEOによると、同社は設立当初から無人清掃車の量産・大規模運用に焦点を当て、テクノロジー・製品・運用を一体化したソリューションを作り上げてきた。今回、自動運転技術の推進とエコシステム構築を進める百度からの出資を獲得したことで、雲創智行の技術向上や製品のブラッシュアップ、事業の実施などの分野でいっそうの進展が期待できる。百度の自動運転エコシステムと組み合わせることで、無人清掃車の実用化と大規模展開を推し進め、市場における人材不足の問題を解決すると共に、環境衛生産業のスマート化を実現する考えだ。

雲創智行は2021年3月設立、環境衛生分野の自動運転技術に特化し、無人清掃車の運用ソリューションの開発を手がけている。過去にはエンジェルラウンドで哲方資本(ZUF Capital)から、プレシリーズAで蔚来資本(NIO Capital)などから資金を調達した。

雲創智行の無人清掃車

2022年から2030年にかけて、中国の無人清掃車は試運用から大規模運用へと移行する重要な時期を迎え、車両数・市場規模ともに大きな成長を遂げることが予想される。2025年には中国の無人清掃車の普及率が5%となり、保有台数は30万台、市場規模は2700億元(約5兆2000万円)に達するとの試算もある。

雲創智行は、無人清掃車だけでなく遠隔クラウド管理、スマート運営プラットフォームなどあらゆる機能を備えたプラットフォームを構築し、無人清掃車の運用に関わるトータルソリューションの商用化を実現した。

前回の資金調達以降、同社の製品は長足の進歩を遂げた。無人清掃車「YC-200」は新バージョンにアップデートされ、活用範囲が公園などから工場、大学、一般道路の歩道や側道にまで広がり、より複雑なシナリオにも対応できるようになった。製品の形状が改良されたほか、構造部の信頼性、安定性、保守性も向上、将来的にはOTA(Over-The-Air)アップデートにも対応するという。

自治体向け無人清掃車「YC-800」については知覚システムやアルゴリズムの強化を行い、すでに製品テストが始まっている。12月末に量産できる予定で、今後は自治体の公道での活用を目指す。

目下、雲創智行は工業団地や工場、大学、自治体などの分野で大手顧客の獲得に力を傾け、将来的な大規模展開に備えているところだ。また蘇州市に工場を建設して生産能力を高めたことで、顧客により良いサービスを提供できるようになっている。開発チームについては、今年後半に建設した北京の研究開発センターに業界内の著名なアルゴリズムやハードウエアの人材および技術チームを招き、共同で無人清掃車事業の発展に力を注いでいる。

(翻訳・畠中裕子)

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