江蘇省、中国初のホログラフィックデジタル送電網を完成 スマート維持管理実現

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【新華社南京1月9日】中国送電大手、国家電網傘下の江蘇省電力は、ホログラフィー技術とデジタル技術を活用して送電網を維持管理する国内初の「ホログラフィックデジタル送電網」を、江蘇省で完成させたと発表した。衛星測位システム「北斗」を利用した通信やクラウドコンピューティング、人工知能(AI)などの先端技術を融合させることで、送電網のスマート維持管理レベルを全面的に高め、中国の電力系統の構造転換と高度化を加速させる。

今回完成した仮想の送電網は、送電線10万キロと送電塔28万基、関連地形などのデータを網羅。億キロワット級の大負荷送電網の立体化とデジタルパノラマ化を国内で初めて実現した。測位精度はセンチ単位となる。

プロジェクトの実施企業、江蘇方天電力技術の姜海波副総経理は「送電塔1基ごとに平均20カ所余りの小型無人機(ドローン)巡回点検ポイントを設けた。飛行ルートの自動作成やボタン一つでの自律飛行、自動危険回避などの機能により、全自動の巡回点検が可能になる」と説明。ホログラフィックデジタル送電網により、担当者はパソコンの画面で現場の作業状況を把握でき、送電塔1基の点検にかかる時間もわずか約6分と作業効率は従来の人による巡回点検の7倍近くになると述べた。

国家電網江蘇省電力設備部の呉強副主任によると、デジタル送電網ではAIアルゴリズムを用いた正確な識別により、爪の大きさほどのナットの亀裂も直ちに発見できる。台風や着雪など悪天候下での送電網の動作環境を高度にシミュレートすることも可能で、より細やかな防災・減災対策や災害後の復旧措置の参考になる。

呉氏は「現在は冬の電力ピーク期であり、江蘇省の送電網の最大負荷は1億1200万キロワットと想定される。ホログラフィックデジタル送電網の完成により、電力系統の故障対応時間を約10%短縮でき、電力使用ピーク時における送電網の安全性と信頼性は大幅に向上する」と語った。

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