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米金融大手ゴールドマン・サックスの投資調査部門は2022年12月6日、世界経済の長期予測を発表し、中国が35年ごろにGDP(国内総生産)で米国を抜き、世界一の経済大国になる可能性があると指摘した。
中国のGDPは、2000年時点では米国の12%に過ぎなかったが、現在は80%弱まで成長し、米国との差は大幅に縮小した。24〜29年の潜在成長率で比べると、中国が4%となる一方で、米国は1.9%にとどまる見通しとなっている。
世界の経済成長はすでにピークを迎えており、今後は人口増加の鈍化に伴って潜在成長率も低下していくとみられる。一部のアジア新興国は経済力で先進国を超える可能性が高く、世界のGDPのウエートは今後30年間でアジアに傾いていく見通し。50年には世界5大経済大国が中国、米国、インド、インドネシア、ドイツの順になると予想される。
さらに、75年ごろにはインドが米国を抜いて世界第二の経済大国となる可能性がある。中国とインドはGDPで米国を上回る見通しだが、1人あたりGDPで比べると、米国の豊かさは両国の2倍を上回る水準を維持するとみられる。
(36Kr Japan編集部)
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