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中国自動車大手の上海汽車集団傘下で、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)などが出資する上汽通用五菱汽車が販売する格安小型EV「宏光MINI EV」は、2022年の販売台数が55万4千台を超え、同年の小型EV販売台数で世界首位に立った。今年1月29日時点の累計販売台数は111万台を超え、28カ月連続で中国EV販売台数の首位となり、小型EV市場におけるリーダーの地位に立っている。中国の自動車業界団体、全国乗用車市場情報連合会(CPCA)の崔東樹秘書長がこのほど、明らかにした。
同社関係者は、宏光MINI EVを「人々の足」と位置付けていると説明。これは、中国人8割の移動需要が1日当たりの運転距離が30キロ以下、時速は30キロ以下という短距離である一方、駐車場の確保が難しく、コストも高く、安全でないという問題を抱え、新エネルギー車(NEV)普及の足かせになっていることに開発者が気づいたためで、宏光MINI EVは設計段階で、小回りの利く車体、機動的な操作、小さなバッテリーで充電しやすい点を売りとした。
宏光MINI EVの利用者のうち、90後(1990年代生まれ)が75%以上、女性が78%を占める。同社の最新計画によると、宏光MINI EVの価格は今年3月31日までに2万9800元(1元=19円)からに設定されている。(新華社)
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