透けるスマホで世界中で話題。新進気鋭の英「Nothing」が約140億円調達、新機種も間もなく発表

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透けるスマホで世界中で話題。新進気鋭の英「Nothing」が約140億円調達、新機種も間もなく発表

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消費者向けデジタル製品の開発を手がけるスタートアップ企業「Nothing」が9600万ドル(約140億円)を調達した。出資はHighland Europeが主導し、Google Ventures(GV)やEQT Partners、音楽ユニットのスウェディッシュ・ハウス・マフィアなども参加。Nothingの累計調達額は2億5000万ドル(約360億円)となった。

Nothingを創業した中国系スウェーデン人のカール・ペイ(裴宇)氏は以前、中国スマホ大手OPPO傘下の「OnePlus(一加)」の共同創業者として海外市場を担当していた。2020年にOnePlusを退職して、英ロンドンでNothingを設立する。現在は世界に450人の従業員を抱え、英国、スウェーデン、中国、インドなどの7カ所にオフィスを構えている。

最初の製品は2021年に発売されたワイヤレスイヤホン「Ear (1)」で、全世界で60万個以上を販売した。今年1〜3月には香港と日本の価格帯100〜200ドル(約1万4500〜2万9000円)カテゴリーで出荷台数トップ5に入った。今年は第2世代の「Ear (2)」も発売している。

NothingのBluetooth接続ワイヤレスイヤホン「Ear (2)」 画像:公式サイト

Nothingは製品ラインを拡大している。2022年に発売した初のスマホ、背面が完全に透明な「Phone (1)」はミドル・ハイエンド市場をターゲットにしており、販売価格は399ポンド(約7万3000円)から、ハイスペック版が499ポンド(約9万2000円)に設定された。米メディアCNBCによると、Phone (1)は22年の販売台数が50万台を超えた。また、米タイム誌の「Best Inventions of 2022(2022年の最も優れた発明品)」に選ばれ、Ear (2)などの製品と共にレッドドット・デザイン賞も受賞している。

世界的に景気が後退する中、スマホ市場も低迷している。市場調査会社Canalysによると、2022年のスマホ出荷台数は前年比11%減で12億台を下回り、10年ぶりの低水準だった。スタートアップのNothingは、韓国のサムスン、米アップル、中国のシャオミ(小米)など大手と比べると出荷台数ではまだ及ばないが、特定のカテゴリーでは優れた実績を残している。Canalysの最新データによると、サウジアラビアでは500ドル(約7万2000円)以上のハイエンド機種カテゴリーでNothingの販売台数がアップルとサムスンに次ぐ第3位となった。インド市場でも注目を集め、販売台数は40万台を超えている。

Nothingは西欧、北米、中東、日本、韓国などに販路を広げている。独ドイツテレコムやシンガポールのSingtelなどの通信事業者を含む230社以上と提携し、アパレルのKith、HBX、百貨店のセルフリッジズ、レーンクロフォード、日本の蔦屋書店、MoMAデザインストアなどこれまでの家電ブランドとは異なる販売チャネルを構築している。2022年12月にはロンドンに旗艦店を開設した。

カール・ペイ氏によると、Nothingはこの2年でスマホやワイヤレスイヤホンなど150万台以上のデバイスを販売したという。今月11日(日本時間12日)には「Phone (2)」の発表を予定している。

(翻訳・大谷晶洋)

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